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【Early Contractor Involvement】ECI方匏ずはアヌリヌコントラクタヌむンボルブメント方匏の略で、工事や蚭蚈業務等を発泚する際に採甚される発泚方匏の䞀぀。ECI方匏は、プロゞェクトの蚭蚈段階より斜工者建蚭䌚瀟の技術力を蚭蚈内容に反映させるこずで「コスト瞮枛」や「工期短瞮」を目的ずした方匏。具䜓的には、発泚者は技術提案に基づいお遞定された優先亀枉暩者斜工者ず工事契玄を前提に技術協力業務の契玄を締結し、別途蚭蚈者ぞ発泚された蚭蚈業務に技術提案の内容を反映させながら蚭蚈を進める。たた、発泚者ず優先亀枉暩者は実斜蚭蚈埌に䟡栌亀枉を行った䞊で合意に至れば工事契玄を結ぶ方匏ずなる。蚭蚈斜工䞀括発泚方匏やDB方匏デザむンビルド方匏では受泚者は基本蚭蚈や実斜蚭蚈のプロゞェクトに参画するタむミングで蚭蚈ず斜工を䞀括で担う圹割ずしお契玄が結ばれる。䞀方、ECI方匏では蚭蚈業務は蚭蚈者が実斜しお、優先亀枉暩者斜工者はあくたでも技術協力者の圹割でプロゞェクトに参画する点、たた工事契玄も実斜蚭蚈完了埌に発泚者ずの䟡栌亀枉が合意に至れば締結される点が異なる。参考囜土亀通省盎蜄工事における技術提案・亀枉方匏の運甚ガむドラむン囜亀省
【ECI方匏】
「䞀般管理費」ずは建物を建おる行為そのものには盎接的に関係しないが建蚭するのに必芁ずなる共通費の䞀郚。「䞀般管理費」には圹員報酬などから広告宣䌝費、宣䌝費など倚くの費甚が含たれるずされるが、簡単に衚すず建蚭䌚瀟の利益や請負のリスクを定量化した金額のこずを指す。「䞀般管理費」を算出する方法には個別に金額を積み䞊げる方法ず、盎接工事費、共通仮蚭費、珟堎管理費の合蚈金額、すなわち工事原䟡建築コストに察する割合で金額を決定する方法がある。この「䞀般管理費」に、珟堎事務所や仮囲いなどの総合仮蚭に䌎う共通仮蚭費、珟堎の管理に必芁ずなる珟堎管理費を加えるず共通費ずなる。たた「䞀般管理費」に工事原䟡建築コストず消費皎を加えるず建築工事費建築プラむスずなる。
【䞀般管理費】
工事や蚭蚈業務等を発泚する際、発泚先ずなる業者を決める発泚方匏の䞀぀。「䞀般競争入札」は競争入札の䞀皮で、建蚭業者は䞀定の条件を備えればだれでも参加できる。入札により業者間で䟡栌競争を行なわせ、原則ずしお最䜎䟡栌を提瀺した業者ず契玄する方法。
【䞀般競争入札】
建蚭業における「売り手垂堎」ずは、垂堎における建蚭需芁が䟛絊可胜な工事量を䞊回るこずで、工事の発泚者買い手ず工事を実斜するれネコン売り手の関係性が、れネコン有利売り手有利になる垂堎の状況を指す。「売り手垂堎」の特城ずしおは、れネコンが他瀟ず競争する芋積合せや競争入札には興味を瀺さなくなり、利益率の高い案件を遞別しお受泚するこずができるため、建築費建築プラむスの氎準が䞊昇しやすい傟向になるこずが挙げられる。䞋図参照䞀方、「買い手垂堎」の特城ずしおは、れネコン各瀟が案件受泚に向けお競争する垂堎が圢成されるこずで、各瀟が自らの経費や利益を削っお競争に臚むので、建築費建築費プラむスが䞋萜しやすい傟向ずなるこずが挙げられる。䞋図参照䞀般に、れネコンの受泚高需芁量を斜工高䟛絊量が䞊回った状態が「売り手垂堎れネコンが有利の垂堎」、斜工高䟛絊量が受泚高需芁量を䞊回った状態が「買い手垂堎発泚者が有利の垂堎」ずなる。䞋図参照䟋えば、受泚高が斜工高を䞊回る状況においお、れネコンは、将来的な売䞊斜工高が芋蟌める為、無理な受泚競争を避け、利益率の高い案件など遞別受泚するこずが可胜ずなる。䞀方、斜工高が受泚高を䞊回る状況では、れネコンは、将来的な売䞊斜工高が枛少する芋通しずなり、受泚に向け積極的な姿勢ずなる為、自らの経費や利益を削っお競争に臚む。たた、れネコンの手持ち工事高は「売り手垂堎」の状況では増加し、「買い手垂堎」の状況では枛少するが、需絊バランスが均衡しおいる状況では倉化しないこずも特城ずしおあげられる。䞊図参照
【売り手垂堎ずは】
スヌパヌれネコンずはれネコンの䞭で枅氎建蚭、倧林組、倧成建蚭、鹿島建蚭、竹䞭工務店の5瀟を衚す総称。倧手5瀟ずも呌ばれる。スヌパヌれネコンの特城はれネコンの䞭でも䌚瀟芏暡が顕著に倧きいこずにある。䟋えば、埓業員数で芋た堎合、スヌパヌれネコン各瀟の埓業員数単独は8000人から1䞇人皋床、売䞊高単独は抂ね1兆円から1兆5000億円の氎準にある準倧手れネコン各瀟における埓業員数単独が2500人から5000人皋床、売䞊高単独が3000億円から6500億円皋床であるこずを螏たえるず、スヌパヌれネコンは埓業員数や売䞊芏暡の芳点から極めお倧きな芏暡であるこずが分かる。たた、スヌパヌれネコンは斜工郚門ず䜵せお蚭蚈郚門、技術郚門、研究開発郚門など、斜工のみならず建蚭に係る幅広い郚門で展開しおいる為、各瀟で独自の工法・技術を開発しおおり、その他のれネコンず比范しお非垞に高い技術力を持っおいる点も倧きな特城ずしお挙げられる。その為、䟋えば、建物の床面積が䜕十䞇㎡ずいった超倧型の再開発事業、階数が50階を超えるような超高局開発案件、特殊な工法や高床な技術力を芁する建蚭プロゞェクトでは準倧手れネコンや䞭堅れネコンでは察応が難しく、スヌパヌれネコンのみ察応可胜な堎合もある。さらに、準倧手れネコンや䞭堅れネコンは、芏暡で分類する際の考え方や定矩に基づいお察象ずなるれネコンが異なる堎合もあるが、スヌパヌれネコン倧手5瀟は䜕十幎も倉わるこずなく枅氎建蚭、倧林組、倧成建蚭、鹿島建蚭、竹䞭工務店の5瀟を衚す総称ずしお甚いられおいるこずも特城的な点ずしお挙げられる。2022幎床における囜内れネコンの垂堎芏暡は出来高ベヌスで幎間玄53兆2891億円建蚭総合統蚈囜亀省、そしおスヌパヌれネコン5瀟党䜓の売䞊高単独が玄6兆7455億円であるこずを螏たえるず、スヌパヌれネコンの業界シェアは玄12.7%ずなる。囜内建蚭業者が玄47䞇であるこずを考慮するず、その割合は倧きく、建蚭業に察する圱響力の倧きさが芋お取れる。なお、スヌパヌれネコン党䜓でみた建築工事ず土朚工事の割合は受泚高ベヌスでそれぞれ76.4%、19.6%ず7割以䞊が建築工事ずなっおいる2023幎3月末時点。スヌパヌれネコン5瀟に関する売䞊高、埓業員数は䞋蚘の䞀芧衚を参照。【スヌパヌれネコン倧手5瀟䞀芧】単独の売䞊高が1兆円を超えるスヌパヌれネコン5瀟䌚瀟名売䞊高単独埓業員数単独枅氎建蚭1兆5573億円1侇845人鹿島建蚭1兆4328億円1侇137人倧林組1兆3870億円1侇56人倧成建蚭1兆3256億円9897人竹䞭工務店1兆428億円8088人スヌパヌれネコン5瀟合蚈6兆7455億円4侇9023人スヌパヌれネコン5瀟平均1兆3491億円9805人出兞各瀟の有䟡蚌刞報告曞、決算短信に基づいお䜜成泚2023幎3月末時点の倀なお、スヌパヌれネコン各瀟の2023幎3月末時点における受泚高、売䞊高、手持ち工事高、営業利益ずいった業瞟の状況や傟向の詳现に぀いおは䞋蚘参照。・枅氎建蚭・倧林組・倧成建蚭・鹿島建蚭・竹䞭工務店・スヌパヌれネコン5瀟
【スヌパヌれネコン倧手5瀟】
【Open Book】オヌプンブック方匏ずは工事や蚭蚈業務等を発泚する際、発泚先ずなる業者を決める発泚方匏の䞀぀。オヌプンブック方匏は元請業者が発泚者に察しお、専門工事業者ぞの発泚金額など党おのコストに係る情報を開瀺し、その内容に぀いお発泚者たたは第䞉者が粟査する方匏。この方匏の特城は、分離発泚方匏の考え方をベヌスずしおいる為、コスト瞮枛が期埅できる点に加え、元請業者のマネゞメント力を掻かすこずができる点、さらには党おのコストが明らかにされるこずでコストの透明性が確保できるようになり、投資家や関係者に察しおのコスト説明責任を果たせる点が挙げられる。オヌプンブック方匏を採甚した堎合の契玄方匏ずしおは実費粟算契玄コスト・プラス・フィヌ契玄が䞀般的であるが、この堎合、最終的な工事金額の䞊限が確定しないリスクが発泚者偎に残る為、工事費の䞊限が保蚌されるGMP最倧保蚌金額を蚭定した目暙コスト契玄が採甚される堎合もある。
【オヌプンブック方匏】
工事費を倧たかに算出する方法を指す総称。「抂算」には坪単䟡法やナニット単䟡法のように䞀床芚えおしたえば誰にでも利甚できる方法から、抂算数量法のように豊富な経隓や刀断を必芁ずする方法、さらには抂算システムを掻甚する方法など数倚く存圚する。「抂算」の特城はプロゞェクトにおいお詳现な蚭蚈情報が無い時点でも情報量に応じお工事費を算出できる点にある。その為、実際のプロゞェクトでは構想・䌁画、蚈画、基本蚭蚈ずいった蚭蚈の詳现が確定する前段階で採甚される。䞀方、「抂算」する際の情報量は限定的である堎合が倚い為、算出された工事費の粟床に限界がある点も特城ずしお挙げられる。「抂算」は積算ず比范するず粟床に限界があるものの、算出に必芁な手間も少ないのでプロゞェクトの倚くのシヌンで掻甚される。
【抂算】
工事費を抂算する際に甚いられるシステム。゜フトりェアやプログラムを指す堎合もある。「抂算システム」は建物の圢状や仕様に぀いおの怜蚎がある皋床進んだ基本蚈画や基本蚭蚈の段階で「地域」「甚途」「圢状」「グレヌド」などに基づいおプログラムから自動的に内蚳曞を䜜成しお工事費を算出する。䞀般に圢状情報をCADなどからシステムに取り蟌み、図面や蚈画抂芁に基づいお必芁な情報をシステム䞊で入力するこずにより工事費が算出される。「抂算システム」の特城は、数量拟い、単䟡決定、各皮刀断など工事費の算出に必芁な手間を軜枛するだけでなく「圢状」や「グレヌド」などを倉曎した堎合のシミュレヌションにも察応できる点にある。工事費算出の基本的な考え方は抂算数量法である為、システムによっお数量算出方法や蚭定単䟡などが異なり、埗られる内蚳構成や算出された工事費の粟床にも違いがある。近幎は建築プロゞェクトでBIMビルディング・むンフォメヌション・モデリングの導入が加速しおおり、BIMモデルの建物情報ず連動しお工事費を算出する「抂算システム」の掻甚も実務の䞭で出おきおいる。
【抂算システム】
工事費を算出する際に甚いられる抂算の䞀皮。「抂算数量法」ずは建物を構成する芁玠に沿っお項目を蚭けお数量ず各項目における単䟡を掛け合わせ、項目別に算出された金額を積み䞊げお合蚈するこずで工事費を算出する方法。この方法は、プロゞェクトにおける建物の圢状や仕様などの抂芁に぀いおの怜蚎がある皋床進んだ基本蚈画や基本蚭蚈ずいった段階で蚈画抂芁や蚭蚈図に基づいお実斜される。「抂算数量法」の特城は内蚳曞に「どの項目を蚈䞊するか」「蚈䞊した項目に含たれる工事はどこたでか」「数量をどう決めるか」「単䜍は䜕を採甚するか」などずいった刀断が算出者の経隓や考え方に基づいお䞋される点にある。その為、同じプロゞェクトでも経隓や考え方の異なる者が実斜した堎合には、内蚳曞に蚈䞊される項目や数量、単䜍などが異なり、さらには埗られる工事費で倧きな差が生じる可胜性もある。坪単䟡法やナニット法ずは異なり、掻甚するにあたり豊富な経隓や知識が求められる䞀方、経隓豊富な者により埗られた結果には高い粟床が期埅できる方法。
【抂算数量法】
「契玄方匏」ずは、建蚭プロゞェクトにおいお工事や蚭蚈業務等を発泚する際に契玄䞊の䟡栌や条件を取り決める方匏。倧きくは発泚方匏の䞀郚であり「䟡栌契玄方匏」ず呌ばれる堎合もある。「契玄方匏」は倧きく定額請負契玄、実費粟算契玄コスト・プラス・フィヌ契玄、目暙コスト契玄の3皮類に分けられる。採甚する方匏により契玄䞊のリスク負担等が異なる為、各方匏のメリット・デメリットを螏たえおプロゞェクトの目的や状況に合わせ最適な「契玄方匏」が怜蚎・採甚される。なお、埓来の「契玄方匏」ずしおは定額請負契玄のうち総䟡請負契玄が採甚されおきたが、近幎では建蚭マネゞメントの普及により倚様な「契玄方匏」が掻甚されおいる。
【契玄方匏】
【完工高】「完成工事高」ずは建蚭䌚瀟の売䞊高を指す。完工高ずも呌ぶ。埓来適甚されおいた工事完成基準工事が完成したずきに請負金額を党額売䞊ずしお蚈䞊するの他、珟圚は工事進行基準工事の進捗に沿っお、請負金額のうち斜工が完了した郚分に盞圓する金額分を売り䞊げずしお蚈䞊するも認められおいる為、工事の完成・匕き枡しが完了しおいなくおも売䞊ずしお蚈䞊される。その為、契玄枈みの建蚭工事における請負金額のうち、斜工が完了した郚分に盞圓する金額分を瀺す出来高や斜工高ず同様の意ずなる。「完成工事高」ず受泚高、繰越高/手持ち工事高の関係は䞋蚘のように衚せる。【受泚高、完成工事高、繰越高の関係】前期繰越高今期受泚高今期完成工事高次期繰越高【受泚高、完成工事高、手持工事高の関係】前期末手持ち工事高今期受泚高今期完成工事高今期末手持ち工事高たた「完成工事高」を把握する統蚈ずしおは囜亀省より公衚されおいる「建蚭工事斜工統蚈調査」「建蚭工事受泚動態統蚈調査」「建蚭総合統蚈」がある。
【完成工事高】
建蚭業における「買い手垂堎」ずは、䟛絊可胜な工事量が垂堎における建蚭需芁を䞊回るこずで、工事の発泚者買い手ず工事を実斜するれネコン売り手の関係性が、発泚者有利買い手有利になる垂堎の状況を指す。「買い手垂堎」の特城ずしおは、れネコン各瀟が案件受泚に向けお競争する垂堎が圢成されるこずで、各瀟が自らの経費や利益を削っお競争に臚むため、建築費建築プラむスの氎準が䞋萜しやすい傟向になるこずが挙げられる。䞋図参照䞀方、「売り手垂堎」の特城ずしおは、れネコンが他瀟ず競争する芋積合せや競争入札には興味を瀺さなくなり、利益率の高い案件を遞別しお受泚するこずができるため、建築費建築プラむスの氎準が䞊昇しやすい傟向ずなるこずが挙げられる。䞋図参照䞀般に、斜工高䟛絊量が受泚高需芁量を䞊回った状態が「買い手垂堎発泚者が有利の垂堎」、受泚高需芁量が斜工高䟛絊量を䞊回った状態が「売り手垂堎れネコンが有利の垂堎」ずなる。䞋図参照䟋えば、斜工高が受泚高を䞊回る状況では、れネコンは、将来的な売䞊斜工高が枛少する芋通しずなり、受泚に向け積極的な姿勢ずなる為、自らの経費や利益を削っお競争に臚む。䞀方、受泚高が斜工高を䞊回る状況においお、れネコンは、将来的な売䞊斜工高が芋蟌める為、無理な受泚競争を避け、利益率の高い案件など遞別受泚するこずが可胜ずなる。たた、れネコンの手持ち工事高は「買い手垂堎」の状況では枛少し、「売り手垂堎」の状況では増加するが、需絊バランスが均衡しおいる状況では倉化しないこずも特城ずしおあげられる。䞊図参照
【買い手垂堎ずは】
工事や蚭蚈業務等を発泚する際、発泚先ずなる業者を決める発泚方匏の䞀぀。この方法は、耇数の業者に䟡栌競争を行なわせお、その結果により発泚者にずっお最も有利な盞手ず思われる業者を遞ぶ方法で䞀般競争入札ず指名競争入札の぀の方法がある。「競争入札」は、原則ずしお最䜎の䟡栌を提瀺した業者に発泚するずいう前提で行なわれる。たた、開札は通垞入札者党員の面前で行なわれ、萜札者は自動的に決定される仕組みずなっおいる。䜆し、最䜎䟡栌であれば必ず萜札するずは限らず入札予定䟡栌や最䜎制限䟡栌ずいった条件により入札䞍萜ずなる堎合もある。
【競争入札】
「共通仮蚭費」ずは建物を建おる行為そのものには盎接的に関係しないが建蚭するのに必芁ずなる共通費の䞀郚。「共通仮蚭費」には監理事務玠や珟堎事務所ずいった仮蚭建物費、仮囲や歩道構台いずいった工事斜蚭費などに䌎う費甚が含たれる。「共通仮蚭費」を算出する方法には個別に費甚を積み䞊げる方法ず盎接工事費に察する割合で金額を決定する方法がある。具䜓的には䞋蚘のような項目に係る費甚が含たれる。・準備費敷地枬量、敷地敎理、道路占有料、仮蚭甚借地料など・仮蚭建物費監理事務所、珟堎事務所、倉庫、䞋小屋、宿舎、䜜業員斜蚭など・工事斜蚭費仮囲い、工事甚道路、歩道構台など・環境安党費安党暙識、消火蚭備等の斜蚭の蚭眮など・動力甚氎光熱費工事甚電気蚭備・絊排氎蚭備など・屋倖敎理枅掃費屋倖及び敷地呚蟺の枅掃など・機械噚具費共通的な枬量機噚、揚重機械噚具、雑機械噚具など・その他参照公共建築工事共通費積算基準囜亀省この「共通仮蚭費」に、珟堎の管理に必芁な珟堎管理費、建蚭䌚瀟の利益や請負リスクなどを含む䞀般管理費を加えるず共通費ずなる。
【共通仮蚭費】
「共通費」ずは建物を建おる行為そのものには盎接的に関係しないが建蚭するのに必芁ずなる費甚を指す。建築工事費建築プラむスの䞀郚。「共通費」は、珟堎事務所や仮囲いずいった総合仮蚭に䌎う共通仮蚭費、珟堎の管理に必芁な珟堎管理費、建蚭䌚瀟の利益や請負リスクなどを含む䞀般管理費の3項目から構成される。建物を建おるのに必芁ずなる資材ずそれらを取り付けたりする劎務手間などに係る盎接工事費に「共通費」ず消費皎に加えるず建築工事費建築プラむスずなる。
【共通費】
【前期繰越高】【次期繰越高】「繰越高」ずは契玄枈みの建蚭工事における請負金額のうち、未着手の工事に盞圓する金額分を指す。手持ち工事高や未消化工事高ず抂ね同様の意。「繰越高」は䞻に建蚭䌚瀟の決算で「前期繰越高」や「次期繰越高」ずしお衚珟される。たた建蚭䌚瀟の䞻芁な売䞊は工事に基づく斜工高であるこずから、受泚高を含めた関係は䞋蚘のように衚せる。【受泚高、斜工高、繰越高の関係】前期繰越高今期受泚高今期斜工高次期繰越高なお「次期繰越高」は将来的に斜工されるこずで売䞊ずしお蚈䞊される未着手の工事盞圓額を瀺すため、次期売䞊高を枬る重芁な指暙にもなっおいる。
【繰越高】
工事や蚭蚈業務等を発泚する際、発泚先ずなる業者を決める発泚方匏の䞀぀。「契玄埌VE方匏」はVE方匏の䞀皮で斜工業者から技術的な工倫の䜙地が倧きいず考えられる工事で採甚され、コスト瞮枛が期埅できる斜工方法等に関する技術提案を契玄埌に受泚者が行う方匏。具䜓的には、提案が採甚された堎合は蚭蚈図曞を倉曎するず共に契玄金額の枛額倉曎を行う。たた、提案が採甚された際はむンセンティブずしお瞮枛額の䞀郚に盞圓する金額を受泚者に支払うこずが前提ずなっおいる。なお、提案内容は暙準案ず比范しお工事目的物の本来想定した機胜・品質が損なわれないこずが前提ずなっおいるため、それを満たさない提案に぀いおは䞍採甚ずなる。
【契玄埌VE方匏】
「契玄方匏」ずは、建蚭プロゞェクトにおいお工事や蚭蚈業務等を発泚する際に契玄䞊の䟡栌や条件を取り決める方匏。倧きくは発泚方匏の䞀郚であり「䟡栌契玄方匏」ず呌ばれる堎合もある。「契玄方匏」は倧きく定額請負契玄、実費粟算契玄コスト・プラス・フィヌ契玄、目暙コスト契玄の3皮類に分けられる。採甚する方匏により契玄䞊のリスク負担等が異なる為、各方匏のメリット・デメリットを螏たえおプロゞェクトの目的や状況に合わせ最適な「契玄方匏」が怜蚎・採甚される。なお、埓来の「契玄方匏」ずしおは定額請負契玄のうち総䟡請負契玄が採甚されおきたが、近幎では建蚭マネゞメントの普及により倚様な「契玄方匏」が掻甚されおいる。
【契玄方匏】
「建蚭需芁」ずは「発泚者による建蚭工事の発泚意欲」を指す総称。䞀般に「建蚭需芁」は工事の皮類や内容などによっお分類されるが、倧きくは建築需芁ず土朚需芁に分けられ、その䞭で「新蚭/修繕・曎新・改修」「甚途」「民間/公共」「地域別」「構造別」などに分類される。「建蚭需芁」は受泚高に基づいた金額をベヌスに、その芏暡を把握するこずが倚い。䟋えば、2020幎の囜内における受泚高ベヌスでみた「建蚭需芁」は䞋蚘抂芁の通り。【受泚高ベヌス】① 党䜓で玄53兆7650億円② 箄68%が建築、32%が土朚の需芁③ 箄68%が民間、32%が公共の需芁④ 民間の建築需芁が党䜓の玄57%を占める参照建蚭工事受泚動態統蚈調査囜亀省「建蚭需芁」は建蚭投資ず混合しお甚いられる堎合があるが、「建蚭需芁」が発泚意欲を衚す発泚時点における受泚高をベヌスずしおいる䞀方、建蚭投資は着工埌の出来高をベヌスずしおいる点で異なる。
【建蚭需芁】
「建蚭投資」ずは囜内における建蚭掻動の実瞟を出来高ベヌスの投資額で衚したもので、囜土亀通省が囜内建蚭垂堎の芏暡・構造を明らかにする目的で毎幎床「建蚭投資芋通し」ずしお公衚しおいる。「建蚭投資」は倧きく「建築投資」ず「土朚投資」に分かれ、その䞭でさらに「䜏宅/非䜏宅」「政府/民間」などに分類される。「政府投資」に぀いおは経枈芋通しず経枈財 政運営の基本的態床、公共事業の予算状況や執行状況、地方財政蚈画等により掚蚈されおいる。䞀方、「民間投資」に぀いおは経枈芋通しず経枈財政運営の基本的態床、建築着工統蚈、建蚭工事斜工統蚈等により掚蚈されおいる。この「建蚭投資芋通し」は、䟋えば「建築補修工事のうち、改装・改修工事に係わる工事の投資額は含たれる䞀方、維持・修理に係る工事の投資額が含たれおない」「公衚幎床における投資額は芋通し額、公衚前幎床および前々幎床における投資額は芋蟌み額で翌幎床に金額が芋盎される」「受泚高でなく出来高をベヌスずしおいる為、特定時点における建蚭需芁の芏暡を衚しおいるわけではない」など、デヌタを利甚する際には留意が必芁ずなる。たた、これたで建築投資額には維持修繕工事は含たれなかったが、2019幎床より2015幎床以降の建築補修改装・改修の投資額が新たに蚈䞊されるこずずなった。なお「建蚭投資」の他に囜内の建蚭掻動に぀いお出来高ベヌスで把握可胜な統蚈デヌタずしおは囜亀省が公衚する「建蚭総合統蚈」がある。参考建蚭投資芋通し囜亀省
【建蚭投資】
建蚭マネゞメントずは建蚭プロゞェクトに係る各皮マネゞメント管理の総称。建蚭マネゞメントは倧きくPMプロゞェクトマネゞメントずCMコンストラクションマネゞメントに分かれる。その䞭で䞻ずしお「コスト」「工皋」「品質」「情報」「リスク」ずいった芳点からプロゞェクトがマネゞメントされる。これたで建蚭プロゞェクトにおけるマネゞメント業務は発泚者、蚭蚈者、斜工者により実斜されおきた。しかしながら近幎ではPMやCMの業務を専門で提䟛する䌚瀟に加えおコストマネゞメントを専門ずするコストコンサルティング䌚瀟などが、蚭蚈者や斜工者ずは完党に独立した立堎から発泚者に代わっおマネゞメント業務を展開するプロゞェクトが急速に増えおいる。
【建蚭マネゞメント】
【建築プラむス】【Construction Price】「建築工事費」ずは「特定の建築工事における発泚者ず請負業者建蚭業者ずの間で取り決められる請負契玄䟡栌」を意味するのが䞀般的。「建築プラむス」ず同じ意味合いで甚いられる。広くは建築費や工事費などずも呌ばれる堎合もある。「建築工事費」は倧きくは、建物を建おるのに必芁ずなる資材ずそれらを取り付けたりする劎務手間などに係る盎接工事費ず、建物を建おる行為そのものには盎接的に関係しないが珟堎事務所や仮囲い、工事甚の電力絊排氎蚭備、珟堎の管理、建蚭䌚瀟の利益などを含む共通費、これらに消費皎を加えお構成される。䞋図参照詳现な構成に぀いおは、䞀般的には工皮別や郚䜍別ず呌ばれる内蚳により構成され、工皮別に぀いおは公共建築工事内蚳曞暙準曞匏建築工事線ず蚭備工事線がある、郚䜍別に぀いおは「抂算工事費算出暙準曞匏」が囜亀省より暙準的な曞匏ずしお公衚されおいる。䜆し、これらはあくたでも暙準的な曞匏であり、実際のプロゞェクトで掻甚される内蚳曞匏はこれらず基本的な倧枠は同じであるが、现かい構成や衚珟は異なっおおり、建蚭䌚瀟によっおそれぞれで独自の曞匏が採甚される。「建築工事費」の算出方法には倧きく積算ず抂算があり、算出の目的やプロゞェクトのタむミングに基づいお様々な方法により算出される。
【建築工事費】
【工事原䟡】【Construction Cost】「建築コスト」ずは「特定の建築工事における請負業者建蚭業者の工事原䟡」を意味するのが䞀般的。広くは建築費や工事費などずも呌ばれる堎合もある。「建築コスト」は倧きくは、建物を建おるのに必芁ずなる資材ずそれらを取り付けたりする劎務手間などに係る盎接工事費ず、建物を建おる行為そのものには盎接的に関係しないが珟堎事務所や仮囲いずいった総合仮蚭に䌎う共通仮蚭費、珟堎の管理に必芁な珟堎管理費を加えお構成される。したがっお「建築コスト」に、建蚭䌚瀟の利益や請負リスクなどを含む䞀般管理費ず消費皎を加えるず建築工事費建築プラむスずなる。䞋図参照その為「建築コスト」は建築工事費建築プラむスず同様に、その詳现構成は工皮別や郚䜍別ず呌ばれる内蚳により構成され、金額は積算や抂算により算出される。
【建築コスト】
【Construction Cost Index】「建築コスト指数」ずは「特定の建蚭垂堎における建築コストの氎準」を衚した指数で建築費指数の䞀皮。この指数は䞀般に「地域」「芏暡」「甚途」「構造」「グレヌド」などによっお分類された特定の建蚭垂堎におけるコスト氎準の傟向や倉動を把握する為に甚いられるので、通垞は特定の時点におけるコストを100ずしお甚いられる。珟圚公衚されおいる「建築コスト指数」の統蚈デヌタずしおは建蚭物䟡調査䌚による「建築費指数」がある。なお、この指数は建築プラむス指数ずは異なり、建蚭䌚瀟の利益や請負リスクなどが含たれおいない。参考建築費指数建蚭物䟡調査䌚
【建築コスト指数】
「建築費」ずいう甚語には明確な定矩が存圚しない。建築費の意味合いは倧きく「䟡栌Price」「費甚(Cost)」「氎準(price/cost level)」の぀に分類される。「䟡栌」を指す堎合の「建築費」は「特定の建築工事における発泚者ず請負業者建蚭業者ずの間で取り決められる請負契玄䟡栌」を意味するのが䞀般的で建築工事費や建築プラむスず呌ばれる堎合もある。この堎合における「建築費」は倧きくは、建物を建おるのに必芁ずなる資材ずそれらを取り付けたりする劎務手間などに係る盎接工事費ず、建物を建おる行為そのものには盎接的に関係しないが珟堎事務所や仮囲い、工事甚の電力絊排氎蚭備、珟堎の管理、建蚭䌚瀟の利益などを含む共通費 、これらに消費皎を加えお構成される。䞋図参照「費甚」を指す堎合の「建築費」は「特定の建築工事における請負業者建蚭業者の工事原䟡」を意味するのが䞀般的。建築コストずも呌ばれる。「氎準」を指す堎合の「建築費」は「特定の建蚭垂堎における䟡栌や費甚の氎準」を意味するのが䞀般的。地域や建物甚途などの前提条件に基づいた金額で瀺される堎合もあれば、建築費指数建築プラむス指数/建築コスト指数ず呌ばれる指数で瀺される堎合もある。工事費が建築工事や蚭備工事、土朚工事さらには各皮詳现な工事ずいった様々な皮類の工事における金額を指す総称であるのに察しお「建築費」は特定の条件に基づいた建物に察しお甚いられる堎合が倚い。
【建築費】
「建築費指数」ずは「特定の建蚭垂堎における建築プラむスや建築コストの氎準」を衚した指数の総称で、プラむスに基づいた氎準を瀺す建築プラむス指数ずコストに基づいた氎準を瀺す建築コスト指数の2぀に分類される。したがっお「建築費指数」を甚語ずしお掻甚する際は「プラむス指数」であるのか「コスト指数」であるのか、たた、それぞれの「プラむス」ず「コスト」に含たれる工事の範囲や金額が䜕凊たでなのか明確にする必芁がある。これらの指数は䞀般に「地域」「芏暡」「甚途」「構造」「グレヌド」などによっお分類された特定の建蚭垂堎における金額氎準の傟向や倉動を把握する為に甚いられる。その為、䟋えば「5幎前のプラむスを100ずした堎合、珟圚のプラむスは106ずなる」ずいったように、通垞は特定の時点における倀を100ずしお衚珟される。
【建築費指数】
【建築プラむス】【Construction Price】「建築工事費」ずは「特定の建築工事における発泚者ず請負業者建蚭業者ずの間で取り決められる請負契玄䟡栌」を意味するのが䞀般的。「建築プラむス」ず同じ意味合いで甚いられる。広くは建築費や工事費などずも呌ばれる堎合もある。「建築工事費」は倧きくは、建物を建おるのに必芁ずなる資材ずそれらを取り付けたりする劎務手間などに係る盎接工事費ず、建物を建おる行為そのものには盎接的に関係しないが珟堎事務所や仮囲い、工事甚の電力絊排氎蚭備、珟堎の管理、建蚭䌚瀟の利益などを含む共通費、これらに消費皎を加えお構成される。䞋図参照詳现な構成に぀いおは、䞀般的には工皮別や郚䜍別ず呌ばれる内蚳により構成され、工皮別に぀いおは公共建築工事内蚳曞暙準曞匏建築工事線ず蚭備工事線がある、郚䜍別に぀いおは「抂算工事費算出暙準曞匏」が囜亀省より暙準的な曞匏ずしお公衚されおいる。䜆し、これらはあくたでも暙準的な曞匏であり、実際のプロゞェクトで掻甚される内蚳曞匏はこれらず基本的な倧枠は同じであるが、现かい構成や衚珟は異なっおおり、建蚭䌚瀟によっおそれぞれで独自の曞匏が採甚される。「建築工事費」の算出方法には倧きく積算ず抂算があり、算出の目的やプロゞェクトのタむミングに基づいお様々な方法により算出される。
【建築工事費】
【Construction Price Index】「建築プラむス指数」ずは「特定の建蚭垂堎における建築工事費建築プラむスの氎準」を衚した指数で建築費指数の䞀皮。この指数は䞀般に「地域」「芏暡」「甚途」「構造」「グレヌド」などによっお分類された特定の建蚭垂堎におけるプラむス氎準の傟向や倉動を把握する為に甚いられるので、通垞は特定の時点におけるプラむスを100ずしお甚いられる。建築コスト指数ず異なり、珟圚公衚されおいる統蚈デヌタずしおの「建築プラむス指数」は敎備されおいない。䞀方、建蚭䌚瀟や蚭蚈事務所、建蚭マネゞメント䌚瀟など、過去のプロゞェクトにおける実瞟工事契玄金額をベヌスずしお各瀟によっお「建築プラむス指数」が䜜成されおいる。
【建築プラむス指数】
「建築需芁」ずは「発泚者による建築工事の発泚意欲」を指す総称で建蚭需芁の䞀郚でもある。䞀般に「建築需芁」は建物甚途などによっお分類されるが、倧きくは䜏宅建築需芁ず非䜏宅建築需芁に分けられ、その䞭で「新蚭/修繕・曎新・改修」「甚途」「民間/公共」「地域別」「構造別」などの芳点から分類される。「建築需芁」は着工床面積に基づいた床面積をベヌスに、たたは受泚高や工事費予定額などに基づいた金額をベヌスにその芏暡を把握するのが䞀般的。䟋えば、2020幎の囜内における「建築需芁」は䞋蚘抂芁の通り。【着工床面積ベヌス】① 党䜓で玄1億1374䞇㎡② 箄57%が䜏宅、43%が非䜏宅の需芁③ 箄95%が民間、5%が公共の需芁④ 民間䜏宅で玄57%、民間非䜏宅で玄39%の需芁を占める参照建築着工統蚈調査囜亀省【工事費予定額ベヌス】① 党䜓で玄24兆3070億円② 箄53%が䜏宅、47%が非䜏宅の需芁③ 箄93%が民間、7%が公共の需芁④ 民間䜏宅で玄52%、民間非䜏宅で玄41%の需芁を占める参照建築着工統蚈調査囜亀省実質的な工事の面積を衚すこずもあり「建築需芁」を枬る指暙には着工床面積が掻甚される堎合が倚い。しかしながら、この着工床面積には修繕、曎新や改修に係る工事の需芁が含たれないなど、それぞれの指暙で䞀長䞀短がある為、利甚目的に適した指暙をその郜床怜蚎しお採甚する必芁がある。
【建築需芁】
「珟堎管理費」ずは建物を建おる行為そのものには盎接的に関係しないが建蚭するのに必芁ずなる共通費の䞀郚。「珟堎管理費」には珟堎劎働者の劎務管理に必芁な劎務管理費、火灜保険や工事保険ずいった保険料などに䌎う費甚が含たれる。「珟堎管理費」を算出する方法には個別に費甚を積み䞊げる方法ず、盎接工事費ず共通仮蚭費の合蚈金額に察する割合で金額を決定する方法がある。具䜓的な䟋ずしお、䞋蚘のような項目に係る費甚が含たれる。・劎務管理費珟堎劎働者の劎務管理など・租皎公課各皮印玙、諞官公眲手続き費甚など・保険料火灜保険や工事保険など・埓業員絊料手圓珟堎埓業員の絊䞎など・法定犏利費珟堎埓業員のる劎灜保険料、雇甚保険料など・その他参照公共建築工事共通費積算基準囜亀省この「珟堎管理費」に、珟堎事務所や仮囲いなどの総合仮蚭に䌎う共通仮蚭費、建蚭䌚瀟の利益や請負リスクなどを含む䞀般管理費を加えるず共通費ずなる。
【珟堎管理費】
「工事費」ずいう甚語には建築費ず同様、明確な定矩が存圚しない。「工事費」の意味合いは倧きく「䟡栌Price」「費甚(Cost)」「氎準(price/cost level)」の぀に分類される。「䟡栌」を指す堎合の「工事費」は「特定の建蚭工事における発泚者ず請負業者建蚭業者ずの間で取り決められる請負契玄䟡栌」を意味するのが䞀般的で工事の皮別によっお建築工事費や土朚工事費ず呌ばれる。この堎合における「工事費」は倧きくは、建物を建おるのに必芁ずなる資材ずそれらを取り付けたりする劎務手間などに係る盎接工事費ず、建物を建おる行為そのものには盎接的に関係しないが珟堎事務所や仮囲い、工事甚の電力絊排氎蚭備、珟堎の管理、建蚭䌚瀟の利益などを含む共通費 、これらに消費皎を加えお構成される。䞋図参照「費甚」を指す堎合の「工事費」は「特定の建蚭工事における請負業者建蚭業者の工事原䟡」を意味する䞀方、䞀぀の建蚭工事における各皮詳现な工事の金額を指す堎合も倚い。「氎準」を指す堎合の「工事費」は「特定の建蚭垂堎における䟡栌や費甚の氎準」を意味するのが䞀般的。地域や斜蚭甚途などの前提条件に基づいた金額で瀺される堎合もあれば、建築費指数などのように指数で瀺される堎合もある。建築費ずいう甚語が特定の条件に基づいた建物に察しお甚いられる総称であるのに察しお、「工事費」は建築工事や蚭備工事、土朚工事、さらには個々の詳现な工事における金額たで様々な倧きさず範囲を包括しお甚いられおいる。
【工事費】
「工皮別内蚳」ずは建築工事費を構成する方法の䞀皮。「工皮別内蚳」による構成は、䟋えば「建具工事」や「防氎工事」ずいった実際に斜工を担う専門業者の工事皮類別によっお工事費が構成される方法。したがっお、䞋請の専門工事業者から取埗した芋積に基づいお内蚳曞を䜜成する請負業者にずっおは扱い易い。たた「工皮別内蚳」は蚭蚈がある皋床進んだ基本蚭蚈や実斜蚭蚈の段階で採甚されるのが䞀般的であり、埓来から最も利甚されおいる内蚳曞の構成方法。䞀般的な倧枠は䞋蚘に瀺す【工皮別内蚳構成の䟋】のように構成されるが、その詳现は各工皮別にさらに现目たでに分かれお構成される。「工皮別内蚳」に぀いおは公共建築工事内蚳曞暙準曞匏建築工事線ず蚭備工事線があるが囜亀省より暙準的な曞匏ずしお公衚されおいる。ただし、実際のプロゞェクトで掻甚される内蚳曞匏は、党䜓構成の基本は類䌌しおいるものの现かい構成や衚珟は異なっおおり、建蚭䌚瀟によっおそれぞれで独自の曞匏が採甚される。【工皮別内蚳構成の䟋】1. 盎接工事費1建築工事① 盎接仮蚭② 土工③ 地業④ 鉄筋⑀ コンクリヌト⑥ åž‹æž â‘Š 鉄骚⑧ 既成コンクリヌト⑚ 防氎⑩ 石⑪ タむル⑫ 朚工⑬ 屋根及びずい⑭ 金属⑮ 巊官⑯ 建具⑰ カヌテンりォヌル⑱ 塗装⑲ 内倖装⑳ ナニット及びその他㉑ 発生材凊理2蚭備工事① 電気② 空調③ 絊排氎衛生④ 昇降機⑀ その他3屋倖斜蚭① 囲障② 構内舗装③ 屋倖排氎④ 怍栜2. 共通仮蚭費3. 珟堎管理費4. 䞀般管理費5. 消費皎
【工皮別内蚳】
工事や蚭蚈業務等を発泚する際、発泚先ずなる業者を決める発泚方匏の䞀぀。「コストオン方匏」は発泚者が特定の工事に぀いお専門工事業者を個別に遞定した䞊で、発泚者ずその専門工事業者の間で取り決められた工事費に珟堎管理の経費を䞊乗せしお元請䌚瀟に工事発泚する方匏。「コストオン方匏」で工事費にオンされる管理経費は「統括管理費甚」などず称しお工事の党䜓調敎や専門工事業者の資機材搬入に䜿うクレヌン等の楊重機などの䜿甚料等に充圓する費甚ずなる。分離発泚方匏では発泚者が特定の工事に぀いお専門工事業者ず盎接契玄を結ぶのに察しお「コストオン方匏」では発泚者ず専門工事業者ずの間で盎接契玄を結ぶこずなく元請䌚瀟ずの契玄のみずなる為、発泚者偎のリスクが軜枛される。
【コストオン方匏】
【Cost Management】コストマネゞメントずは開発事業における建蚭マネゞメントの䞀皮でコスト管理を意味する総称。広くはプロゞェクトの構想・䌁画段階から蚈画、蚭蚈、工事発泚、斜工、維持管理・修繕・曎新、解䜓たで建物のラむフサむクルにおけるコスト管理を指す。建蚭プロゞェクトにおけるコストマネゞメントの実務は幅広くプロゞェクト段階で異なるが、その根幹は発泚者の芁件に基づいお適正な目暙予算を蚭定し、プロゞェクトで䞀貫しおコストコントロヌルを実斜するこずで、最終的なコストが予算内で収たるよう管理するこずにある。埓来のコストマネゞメントは発泚者、蚭蚈者、斜工者により実斜されおきた。しかしながら近幎では建蚭マネゞメントが普及するず同時にコストに察する透明性や説明責任が匷く問われるようになったこずで、PM業務やCM業務を専門に提䟛するマネゞメント䌚瀟やコストコンサルティング䌚瀟が、蚭蚈者や斜工者ずは完党に独立した立堎から発泚者に代わっおコストマネゞメント業務を展開するプロゞェクトが急速に増えおいる。コストマネゞメントの実務はプロゞェクト段階別に䞋蚘のような業務が抂芁ずしお挙げられる。【構想・䌁画段階】① ベンチマヌキング調査類䌌案件の工事費デヌタ分析② 適正な目暙予算の蚭定③ 事業の劥圓性・採算性の怜蚎フィヌゞビリティスタディ【蚈画段階】① 抂算工事費の算出② コストプランの䜜成③ 耇数蚈画案のコストシミュレヌション【蚭蚈段階】①抂算/積算による工事費の算出② 珟状コストの確認③蚭蚈VEの実斜④ リスク芁因の掗い出し・察応策の怜蚎コスト増加や発泚・契玄に係るリスク等【工事発泚段階】① 最適な発泚方匏ず契玄方匏の怜蚎② 入札曞類の䜜成③ 業者遞定プロセスに係る調敎業務④ 芋積曞の粟査・評䟡ず業者の遞定⑀ 契玄条件・䟡栌の亀枉【斜工段階】① 倉曎工事コストの管理② コストモニタリング③ 出来高査定ず最終工事費の枅算
【コストマネゞメント】
【コスト・プラス・フィヌ契玄】【Cost-Plus (Fee) Contract】【Cost Reimbursement Contract】「実費粟算契玄」ずは、建蚭プロゞェクトにおいお工事や蚭蚈業務等を発泚する際に契玄䞊の䟡栌や条件を取り決める契玄方匏の䞀぀でコスト・プラス・フィヌ契玄ずも呌ばれる。「実費粟算契玄」は工事で芁した材料費や劎務費等の実費コストず受泚者の報酬フィヌから最終的な工事金額を決定する方匏。䞀般に、コストは実費ずしお芁した金額で発泚者に承認された額ずなる䞀方、受泚者の報酬にあたるフィヌに぀いおは、コストに察するパヌセンテヌゞで決定される契玄、コストずは関係なく䞀定額である契玄、取り決められた目暙工事金額を倧幅に䞋回った堎合などに受泚者がむンセンティブを受け取るこずができる契玄など、プロゞェクトによっお採甚される報酬圢態が異なる。この方匏の特城ずしおは、発泚者にずっおは察象ずなる工事の詳现が確定しない段階で工事をスタヌトできるが、最終的に工事が終わっおみなければ幟らずなるか分からないずいうリスクを抱える点が挙げられる。たた、受泚者ずしおは物䟡䞊昇などによりコストが䞊昇するリスクを負うこずなく契玄に基づいた䞀定の利益を確保できる䞀方、実費枅算の際に発泚者より承認を埗る為の資料䜜成に倚くの手間・時間を芁する点が挙げられる。この「実費粟算契玄」は䞻に蚭蚈が確定しおいない堎合や、技術的に未知の芁玠が倚い堎合など、請負に䌎うリスク負担が倧きく、無理に請負契玄にするず芋積金額が高くなっおしたう堎合などに採甚される。䟋えば、震灜や灜害における埩旧工事では緊急を芁するものの、完成床の高い図面や仕様曞が準備できない堎合があり、このような堎合には順次工事に芁した実費を粟算しながら工事を進めおいく「実費粟算契玄」が採甚される。
【実費粟算契玄】
【Cost Management】コストマネゞメントずは開発事業における建蚭マネゞメントの䞀皮でコスト管理を意味する総称。広くはプロゞェクトの構想・䌁画段階から蚈画、蚭蚈、工事発泚、斜工、維持管理・修繕・曎新、解䜓たで建物のラむフサむクルにおけるコスト管理を指す。建蚭プロゞェクトにおけるコストマネゞメントの実務は幅広くプロゞェクト段階で異なるが、その根幹は発泚者の芁件に基づいお適正な目暙予算を蚭定し、プロゞェクトで䞀貫しおコストコントロヌルを実斜するこずで、最終的なコストが予算内で収たるよう管理するこずにある。埓来のコストマネゞメントは発泚者、蚭蚈者、斜工者により実斜されおきた。しかしながら近幎では建蚭マネゞメントが普及するず同時にコストに察する透明性や説明責任が匷く問われるようになったこずで、PM業務やCM業務を専門に提䟛するマネゞメント䌚瀟やコストコンサルティング䌚瀟が、蚭蚈者や斜工者ずは完党に独立した立堎から発泚者に代わっおコストマネゞメント業務を展開するプロゞェクトが急速に増えおいる。コストマネゞメントの実務はプロゞェクト段階別に䞋蚘のような業務が抂芁ずしお挙げられる。【構想・䌁画段階】① ベンチマヌキング調査類䌌案件の工事費デヌタ分析② 適正な目暙予算の蚭定③ 事業の劥圓性・採算性の怜蚎フィヌゞビリティスタディ【蚈画段階】① 抂算工事費の算出② コストプランの䜜成③ 耇数蚈画案のコストシミュレヌション【蚭蚈段階】①抂算/積算による工事費の算出② 珟状コストの確認③蚭蚈VEの実斜④ リスク芁因の掗い出し・察応策の怜蚎コスト増加や発泚・契玄に係るリスク等【工事発泚段階】① 最適な発泚方匏ず契玄方匏の怜蚎② 入札曞類の䜜成③ 業者遞定プロセスに係る調敎業務④ 芋積曞の粟査・評䟡ず業者の遞定⑀ 契玄条件・䟡栌の亀枉【斜工段階】① 倉曎工事コストの管理② コストモニタリング③ 出来高査定ず最終工事費の枅算
【コストマネゞメント】
【CMConstruction Management】CMコンストラクションマネゞメントずは建蚭マネゞメントの䞀皮で、プロゞェクトにおける䌁画・蚈画、蚭蚈、工事発泚、斜工、匕き枡しの各段階で「コスト管理」「スケゞュヌル管理」「品質管理」「情報管理」「リスク管理」などを実斜するこずで品質改善やコスト瞮枛を行い、工期内、予算内でプロゞェクトを収めるこずを目的ずしたマネゞメントのこず。CMコンストラクションマネゞメントの特城は、䞻に蚈画・蚭蚈の段階からプロゞェクトが完了するたで、蚭蚈や斜工などに関する技術的な偎面から専門知識やノりハりを掻甚しおマネゞメントを展開する点にある。埓来、建蚭プロゞェクトにおけるCM業務は発泚者、蚭蚈者、斜工者により実斜されおきた。しかしながら近幎では、コスト、工皋や品質に察する透明性や説明責任が匷く問われるようになったこずで、PMプロゞェクトマネゞメントやCMコンストラクションマネゞメントずいったマネゞメント業務を専門で実斜する䌚瀟が、蚭蚈者や斜工者ずは完党に独立した立堎から発泚者に代わっおCM業務を展開するプロゞェクトが急速に増えおいる。コンストラクションマネゞメントの実務はプロゞェクト段階別に䞋蚘のような業務が抂芁ずしお挙げられるが、これらは発泚者のニヌズによっお取捚遞択たたは远加されたうえで具䜓的に定められる。【䌁画・蚈画段階】① 蚭蚈候補者の評䟡・遞定ぞのアドバむス② 蚭蚈契玄のアドバむス【蚭蚈段階】① 蚭蚈に関するアドバむス斜工面、コスト面、スケゞュヌル面②蚭蚈VEの提案③ 斜工スケゞュヌルの提案④抂算工事費の算出⑀ 予算工事費の怜蚎⑥ リスクの掗い出し・察応策の提案コスト面、スケゞュヌル面、品質面【工事発泚段階】① 発泚区分工事皮別の提案②発泚方匏の提案③ 斜工業者の遞定に関するアドバむス候補者募集、評䟡・審査等④ 工事契玄曞類の䜜成⑀契玄方匏や契玄条件に関するアドバむス⑥ 工事費積算の支揎【斜工段階】① 斜工業者間の調敎② 工皋蚈画の䜜成・工皋管理③ 斜工図の確認④ 品質管理⑀ 工事監理者、斜工業者の評䟡⑥ 支払い管理⑊ 倉曎コスト管理コストモニタリング⑧ 工事経過報告工皋、工事費など⑚ 各皮文曞管理蚭蚈、斜工等⑩ 䞭間怜査、完了怜査ぞの立䌚い⑪ 匕枡曞類の確認参考方匏掻甚ガむドラむンに぀いお囜亀省
【コンストラクションマネゞメント】
【コンストラクションマネゞメント方匏】CM方匏コンストラクションマネゞメント方匏ずは工事や蚭蚈業務等を発泚する際に採甚される発泚方匏の䞀぀。CM方匏コンストラクションマネゞメント方匏は遞定されたCMrコンストラクションマネヌゞャヌが発泚者に代わり「蚭蚈や工事調達方匏の怜蚎」「工皋管理」「コスト管理」など各皮マネゞメント業務を実斜する方匏。CM方匏コンストラクションマネゞメント方匏にはピュアCM方匏ずCMアットリスク方匏がある。この方匏の基本はCMrが発泚者の利益のために自らの専門知識・マネゞメントノりハりを駆䜿しおCM業務を展開するこずにある。埓来の発泚者、蚭蚈者、斜工者によるプロゞェクト管理に、䞭立的な立堎からプロゞェクトを管理するCMrが加わるこずで、工皋やコストのマネゞメントが向䞊する為、近幎では公共・民間を問わず採甚が拡倧しおいる方匏。参考方匏掻甚ガむドラむンに぀いお囜亀省
【CM方匏】
【最倧保蚌金額】「GMPGuaranteed Maximum Price」ずは、建蚭プロゞェクトにおいお工事や蚭蚈業務等を発泚する際に契玄方匏ず䜵せ契玄䞊の䟡栌や条件を取り決める際に蚭定される䞊限金額のこず。日本では最倧保蚌金額、保蚌䞊限金額、最高限床額など様々な呌び方で甚いられるが、GMPが蚭定された契玄をGMP付き契玄、最高限床額保蚌付き契玄ず呌ぶ堎合もある。GMPが蚭定された工事契玄では、受泚者が最終的な工事金額の最高限床額を保蚌し、その金額を超過した金額は受泚者が負担する。䞀方、最終的な工事金額がGMPを䞋回った堎合は、コスト瞮枛額に察するパヌセンテヌゞに基づいお受泚者ぞむンセンティブずしお支払われる堎合もある。このGMPの特城は、発泚者にずっおは蚭蚈の詳现が決たっおいない段階であっおも、契玄した時点で最終的な工事金額が確定できる点が挙げられる。GMPは埓来あたり採甚されおこなかったが、近幎では契玄方匏のあり方が倚様化したこずもあり䟡栌の契玄条件ずしおGMPを蚭定するプロゞェクトも出おきおいる。
【GMPGuaranteed Maximum Price】
競争入札の際に萜札の条件ずなる䟡栌のこず。「最䜎制限䟡栌」ずは、特に建蚭䞍況期にダンピング等で䞍圓に䜎い䟡栌で萜札した堎合、工事経営に無理が生じ契玄履行や工事の品質に悪圱響が及ぶこずを避けるため、予定䟡栌に察し䞀定の比率を掛けた最䜎限界を定め、これ以䞋の䟡栌の入札を無効ずする制限䟡栌。入札予定䟡栌が入札額䞊限を制限する䞀方、「最䜎制限䟡栌」は䞋限を制限する。
【最䜎制限䟡栌】
【コスト・プラス・フィヌ契玄】【Cost-Plus (Fee) Contract】【Cost Reimbursement Contract】「実費粟算契玄」ずは、建蚭プロゞェクトにおいお工事や蚭蚈業務等を発泚する際に契玄䞊の䟡栌や条件を取り決める契玄方匏の䞀぀でコスト・プラス・フィヌ契玄ずも呌ばれる。「実費粟算契玄」は工事で芁した材料費や劎務費等の実費コストず受泚者の報酬フィヌから最終的な工事金額を決定する方匏。䞀般に、コストは実費ずしお芁した金額で発泚者に承認された額ずなる䞀方、受泚者の報酬にあたるフィヌに぀いおは、コストに察するパヌセンテヌゞで決定される契玄、コストずは関係なく䞀定額である契玄、取り決められた目暙工事金額を倧幅に䞋回った堎合などに受泚者がむンセンティブを受け取るこずができる契玄など、プロゞェクトによっお採甚される報酬圢態が異なる。この方匏の特城ずしおは、発泚者にずっおは察象ずなる工事の詳现が確定しない段階で工事をスタヌトできるが、最終的に工事が終わっおみなければ幟らずなるか分からないずいうリスクを抱える点が挙げられる。たた、受泚者ずしおは物䟡䞊昇などによりコストが䞊昇するリスクを負うこずなく契玄に基づいた䞀定の利益を確保できる䞀方、実費枅算の際に発泚者より承認を埗る為の資料䜜成に倚くの手間・時間を芁する点が挙げられる。この「実費粟算契玄」は䞻に蚭蚈が確定しおいない堎合や、技術的に未知の芁玠が倚い堎合など、請負に䌎うリスク負担が倧きく、無理に請負契玄にするず芋積金額が高くなっおしたう堎合などに採甚される。䟋えば、震灜や灜害における埩旧工事では緊急を芁するものの、完成床の高い図面や仕様曞が準備できない堎合があり、このような堎合には順次工事に芁した実費を粟算しながら工事を進めおいく「実費粟算契玄」が採甚される。
【実費粟算契玄】
工事や蚭蚈業務等を発泚する際、発泚先ずなる業者を決める発泚方匏の䞀぀。「指名競争入札」は競争入札の䞀皮で、あらかじめ入札に参加できる業者を発泚者が指名する。入札により業者間で䟡栌競争を行なわせ、原則ずしお最䜎䟡栌を提瀺した業者ず契玄する方法。発泚者は事情を良く分かっおいる業者を指名できる為、安心しお工事を発泚できるメリットがある。䞀方、新芏業者の参入が難しくなりがちで指名される業者が偏る可胜性があるだけでなく、比范的少数の業者間の競争ずなる為に完党な競争原理が䜜甚しないおそれがある。
【指名競争入札】
「䜏宅建築需芁」ずは「発泚者による䜏宅建築工事の発泚意欲」を指す総称で建蚭需芁や建築需芁の䞀郚。䞀般に「䜏宅建築需芁」は「新蚭/修繕・曎新・改修」「持家/貞家/分譲」「民間/公共」「地域別」「構造別」などの芳点から分類される。「䜏宅建築需芁」は着工戞数や着工床面積に基づいた戞数や床面積をベヌスに、たたは工事費予定額などに基づいた金額をベヌスにその芏暡が把握される。䟋えば、2019幎の囜内における「䜏宅建築需芁」は䞋蚘抂芁の通り。【着工戞数ベヌス】① 着工新蚭䜏宅で玄90侇5100戞② 箄38%が貞家、32%が持家、30%が分譲䜏宅の需芁③ 箄99%が民間、1%が公共の需芁④ 箄58%が朚造、26%がRC造、15%がS造参照建築着工統蚈調査囜亀省【着工床面積ベヌス】① 着工新蚭䜏宅で玄7490䞇㎡② 箄46%が持家、32%が分譲䜏宅、22%が貞家の需芁③ 箄99%が民間、1%が公共の需芁④ 箄67%が朚造、19%がRC造、13%がS造参照建築着工統蚈調査囜亀省具䜓的にむメヌゞしやすいこずもあり「䜏宅建築需芁」を枬る指暙には着工戞数が掻甚される堎合が倚い。しかしながら、戞あたり床面積が垞に同じではない為、䟋えば「䜏宅の着工戞数は増加したにもかかわらず着工床面積は枛少しおいた」ずいった結果を埗る堎合もある。それぞれの指暙で䞀長䞀短がある為、利甚目的に適した指暙をその郜床怜蚎しお採甚する必芁がある。
【䜏宅建築需芁】
「受泚高」ずは建蚭工事の請負契玄額を指す。受泚高は倧きく、元請工事受泚高ず䞋請工事受泚高ずに分かれる。「元請工事受泚高」は発泚者斜䞻から盎接請け負った建蚭工事の受泚高を衚す䞀方、「䞋請工事受泚高」は元請業者や䞋請業者から䞋請ずしお請け負った建蚭工事の受泚高を衚す。䞀般に「受泚高」は斜工前の工事が発泚された時点で党額蚈䞊されるので、建蚭䌚瀟の芳点では工事を受泚した時点で手持ち工事高の䞀郚に、そしお将来的には斜工高や出来高ずなっお売䞊に蚈䞊されるこずになる。その為「受泚高」ず手持ち工事高、斜工高の関係は䞋蚘のように衚せる。【受泚高、斜工高、手持ち工事高の関係】前期末手持ち工事高今期受泚高今期斜工高今期末手持ち工事高たた「受泚高」は工事が発泚された時点で蚈䞊される特城から「発泚者による建蚭工事の発泚意欲」を指す建蚭需芁建築需芁/土朚需芁を衚す指暙ずしおも掻甚される。「受泚高」の統蚈デヌタずしおは建蚭工事受泚動態統蚈調査囜亀省が広く採甚されおいる。
【受泚高】
準倧手れネコンずはれネコンを䌚瀟芏暡に応じお分類した際、察象ずなる特定芏暡のれネコンを衚す総称。その為、れネコンを䌚瀟芏暡で分類する際の考え方や定矩によっおは準倧手れネコンの察象ずなる䌚瀟が異なる堎合もある。たた、この分類に぀いお明確な定矩は無いものの、䞀般には売䞊高単独が抂ね3000億円超でスヌパヌれネコン以倖のれネコンを「準倧手れネコン」ずしお分類されるケヌスが倚い。この堎合、準倧手れネコンの䌚瀟芏暡は埓業員数単独で2500人から5000人皋床、売䞊高単独は抂ね3000億円から6500億円皋床の氎準にある。䞋蚘䞀芧衚参照準倧手れネコンは䌚瀟により斜工郚門ず䜵せお蚭蚈郚門、技術郚門、研究開発郚門など、建蚭に係る幅広い郚門を展開しおいる為、各瀟独自の工法や技術を有しおおり、高い技術力を持っおいる点も特城ずしお挙げられる。2022幎床の囜内れネコン垂堎芏暡は出来高ベヌスで幎間玄53兆2891億円建蚭総合統蚈囜亀省、そしお、準倧手れネコン10瀟党䜓の売䞊高単独が玄4兆1087億円であるこずから、準倧手れネコンの業界シェアは玄7.7%ずなる。たた、準倧手れネコン党䜓でみた建築工事ず土朚工事の割合は受泚高ベヌスでそれぞれ66%、34%ず7割匱が建築工事ずなっおいる2023幎3月末時点。準倧手れネコン10瀟に関する売䞊高、埓業員数は䞋蚘の䞀芧衚を参照【準倧手れネコン䞀芧】単独の売䞊高が抂ね3000億円を超える準倧手れネコン10瀟䌚瀟名売䞊高単独埓業員数単独長谷工コヌポレヌション7062億円3205人フゞタ5215億円3443人五掋建蚭4691億円4943人戞田建蚭4655億円4215人前田建蚭工業3759億円3277人安藀ハザマ3448億円3283人䞉井䜏友建蚭3376億円4807人西束建蚭3274億円2804人熊谷組2993億円2635人東急建蚭2615億円2761人準倧手れネコン10瀟合蚈4兆1087億円3侇5373人準倧手れネコン10瀟平均4109億円3537人出兞各瀟の有䟡蚌刞報告曞、決算短信等に基づいお䜜成泚2023幎3月末時点の倀なお、準倧手れネコン各瀟の2023幎3月末時点における受泚高、売䞊高、手持ち工事高、営業利益ずいった業瞟の状況や傟向の詳现に぀いおは䞋蚘参照。・長谷工コヌポレヌション・五掋建蚭・戞田建蚭・熊谷組・前田建蚭工業・䞉井䜏友建蚭・西束建蚭・安藀ハザマ・東急建蚭・フゞタ・準倧手れネコン10瀟
【準倧手れネコン】
【Joint Venture(JV)】工事や蚭蚈業務等を発泚する際、発泚先ずなる業者を決める発泚方匏の䞀぀。「ゞョむントベンチャヌJV」は耇数の業者が共同しお䞀぀の工事を請負う方匏で「共同䌁業䜓」ずも呌ばれる。工事の芏暡が倧きく内容が技術的に高床なものになるず単䞀の業者が請負うには胜力的に䞍安が生ずる堎合が生じおくる堎合がある為、耇数の建蚭䌚瀟が共同しお工事を請負う方匏。戊前のアメリカで掻甚が始たった方匏だが戊埌日本でも普及し、近幎では倧芏暡な工事の倚くがJVによっお斜工されるずいっおもよいほどに倚く採甚されおいる。
【ゞョむントベンチャヌ】
工事や蚭蚈業務等を発泚する際、発泚先ずなる業者を決める発泚方匏の䞀぀。「随意契玄」は、個別に業者から芋積りを埗る方法で、䟡栌などの条件が合えば契玄するずいう考え方に基づく方法。䞀般に特呜随意契玄ず芋積合わせの぀の方法がある。
【随意契玄】
スヌパヌれネコンずはれネコンの䞭で枅氎建蚭、倧林組、倧成建蚭、鹿島建蚭、竹䞭工務店の5瀟を衚す総称。倧手5瀟ずも呌ばれる。スヌパヌれネコンの特城はれネコンの䞭でも䌚瀟芏暡が顕著に倧きいこずにある。䟋えば、埓業員数で芋た堎合、スヌパヌれネコン各瀟の埓業員数単独は8000人から1䞇人皋床、売䞊高単独は抂ね1兆円から1兆5000億円の氎準にある準倧手れネコン各瀟における埓業員数単独が2500人から5000人皋床、売䞊高単独が3000億円から6500億円皋床であるこずを螏たえるず、スヌパヌれネコンは埓業員数や売䞊芏暡の芳点から極めお倧きな芏暡であるこずが分かる。たた、スヌパヌれネコンは斜工郚門ず䜵せお蚭蚈郚門、技術郚門、研究開発郚門など、斜工のみならず建蚭に係る幅広い郚門で展開しおいる為、各瀟で独自の工法・技術を開発しおおり、その他のれネコンず比范しお非垞に高い技術力を持っおいる点も倧きな特城ずしお挙げられる。その為、䟋えば、建物の床面積が䜕十䞇㎡ずいった超倧型の再開発事業、階数が50階を超えるような超高局開発案件、特殊な工法や高床な技術力を芁する建蚭プロゞェクトでは準倧手れネコンや䞭堅れネコンでは察応が難しく、スヌパヌれネコンのみ察応可胜な堎合もある。さらに、準倧手れネコンや䞭堅れネコンは、芏暡で分類する際の考え方や定矩に基づいお察象ずなるれネコンが異なる堎合もあるが、スヌパヌれネコン倧手5瀟は䜕十幎も倉わるこずなく枅氎建蚭、倧林組、倧成建蚭、鹿島建蚭、竹䞭工務店の5瀟を衚す総称ずしお甚いられおいるこずも特城的な点ずしお挙げられる。2022幎床における囜内れネコンの垂堎芏暡は出来高ベヌスで幎間玄53兆2891億円建蚭総合統蚈囜亀省、そしおスヌパヌれネコン5瀟党䜓の売䞊高単独が玄6兆7455億円であるこずを螏たえるず、スヌパヌれネコンの業界シェアは玄12.7%ずなる。囜内建蚭業者が玄47䞇であるこずを考慮するず、その割合は倧きく、建蚭業に察する圱響力の倧きさが芋お取れる。なお、スヌパヌれネコン党䜓でみた建築工事ず土朚工事の割合は受泚高ベヌスでそれぞれ76.4%、19.6%ず7割以䞊が建築工事ずなっおいる2023幎3月末時点。スヌパヌれネコン5瀟に関する売䞊高、埓業員数は䞋蚘の䞀芧衚を参照。【スヌパヌれネコン倧手5瀟䞀芧】単独の売䞊高が1兆円を超えるスヌパヌれネコン5瀟䌚瀟名売䞊高単独埓業員数単独枅氎建蚭1兆5573億円1侇845人鹿島建蚭1兆4328億円1侇137人倧林組1兆3870億円1侇56人倧成建蚭1兆3256億円9897人竹䞭工務店1兆428億円8088人スヌパヌれネコン5瀟合蚈6兆7455億円4侇9023人スヌパヌれネコン5瀟平均1兆3491億円9805人出兞各瀟の有䟡蚌刞報告曞、決算短信に基づいお䜜成泚2023幎3月末時点の倀なお、スヌパヌれネコン各瀟の2023幎3月末時点における受泚高、売䞊高、手持ち工事高、営業利益ずいった業瞟の状況や傟向の詳现に぀いおは䞋蚘参照。・枅氎建蚭・倧林組・倧成建蚭・鹿島建蚭・竹䞭工務店・スヌパヌれネコン5瀟
【スヌパヌれネコン倧手5瀟】
工事や蚭蚈業務等を発泚する際、発泚先ずなる業者を決める発泚方匏の䞀぀。性胜発泚方匏は品質・性胜面の確保、あるいは工皋及びコストの早期確実性を高める方策ずしお、受泚者偎の有する技術や管理胜力などを積極的に掻甚する発泚方匏。埓来方匏が発泚者の芏定した工事仕様曞に察する䟡栌競争であるのに察しお、性胜発泚は達成すべき芁求氎準や性胜を芏定し、これらを達成する手順や方法に぀いおは受泚者偎に委ねる方匏ずなる。䟋えば、蚭蚈斜工䞀括発泚方匏、プラむム・コントラクティング方匏、PFI方匏なども「性胜発泚方匏」に分類される。「性胜発泚方匏」の特城ずしおは、発泚時点に明確にされおいる情報は芁求する性胜や機胜だけで蚭蚈図面情報は極めお少ない点が挙げられる。その䞭で適切な予算を算出するには、埓来の「造る立堎の芖点による積算でなく、性胜や機胜を買う立堎の芖点から、芁求する性胜仕様氎準ずコストを同䞀軞で把握できるコストデヌタの掻甚が必芁になる。
【性胜発泚方匏】
「積算」ずは工事費を算出する際に掻甚される方法の䞀぀で、蚭蚈図や仕様曞に基づいお现かく金額を算出するこず。具䜓的な方法は、蚭蚈図や仕様曞などから工事に必芁ずなる資材や手間ずいった項目別に数量を拟い出し、これらの数量に単䟡を掛け合わせ項目別の金額を出した埌、党おの項目における金額を積み䞊げお合蚈し算出される。「積算」の特城ずしおは、䞀般に蚭蚈の詳现が確定しおいる実斜蚭蚈完了埌で利甚される方法である為、工事費を算出する方法ずしお最も高い粟床で工事費を算出できる点にある。䞀方、蚭蚈図や仕様曞に基づいお现かく項目別に金額を算出する必芁がある為、抂算ず比范するず工事費を算出するのに膚倧な手間ず時間が必芁ずなる。積算基準ず呌ばれる基準に沿っお数量が算出される堎合は、数量算出方法が共通のルヌルに基づいおいる為、積算する者にかかわらず同じ数量が算出される点も特城ずしお挙げられる。参考積算基準囜亀省「公共建築工事積算基準」、「公共建築数量積算基準」、「公共建築蚭備数量積算基準」、「公共建築工事共通費積算基準」
【積算】
「斜工高」ずは契玄枈みの建蚭工事における請負金額のうち、斜工が完了した郚分に盞圓する金額分を指す。出来高や完成工事高ず抂ね同様の意。建蚭䌚瀟の䞻芁な売䞊は建蚭工事に基づく「斜工高」ずなる。「斜工高」ず受泚高、繰越高や手持ち工事高の関係は䞋蚘のように衚せる。【受泚高、斜工高、繰越高の関係】前期繰越高今期受泚高今期斜工高次期繰越高【受泚高、斜工高、手持ち工事高の関係】前期末手持ち工事高今期受泚高今期斜工高今期末手持ち工事高たた「斜工高」を把握できる統蚈デヌタずしおは囜亀省による「建蚭工事受泚動態統蚈調査倧手50瀟調査」や「建蚭総合統蚈」がある。
【斜工高】
工事や蚭蚈業務等を発泚する際、発泚先ずなる業者を決める発泚方匏の䞀぀で「蚭蚈斜工䞀貫発泚方匏」ずも呌ばれる。「蚭蚈斜工䞀括発泚方匏」は蚭蚈及び斜工の䞡方を単䞀業者に䞀括しお発泚する方匏。この方匏の特城は䞻に䞋蚘の点がメリットずしお挙げられる。① 䞀括発泚するこずで蚭蚈・斜工責任を䞀元化できる点② 事業期間を短瞮できる点・蚭蚈者ず斜工者の遞定が同時に䞀床で枈む・蚭蚈から斜工ぞの移行がスムヌズ③ 建蚭䌚瀟の技術力を蚭蚈に反映するこずができる点④ 基本蚭蚈に入る前に工事契玄䟡栌を決定できる点業者遞定の方法は䞀般に蚭蚈䞎条件ず性胜仕様曞をベヌスに提案入札蚭蚈提案ず䟡栌提瀺により競争しお業者を遞出する方法である為、発泚者の芁求性胜条件や発泚仕様曞が十分に敎備されおいない堎合には競争性が機胜しない可胜性がある。DB方匏デザむンビルド方匏が実斜蚭蚈ず斜工を䞀括で発泚するのに察しお、「蚭蚈斜工䞀括発泚方匏」は基本蚭蚈、実斜蚭蚈、斜工を䞀括で発泚するが、甚語ずしおは䞡者を同様の意味ずしお甚いられる堎合が倚い。
【蚭蚈斜工䞀括発泚方匏】
工事や蚭蚈業務等を発泚する際、発泚先ずなる業者を決める発泚方匏の䞀぀。「蚭蚈斜工分離発泚方匏」は工事を発泚する範囲ずしお建蚭工事を単䞀の建蚭業者に発泚する方法。蚭蚈ず斜工の圹割が蚭蚈者ず斜工者に分かれ、それぞれの責任が明確であり、䟡栌に基づいお斜工業者の遞定が可胜である為、業者遞定プロセスを単玔化しやすい。䞀方、この方匏では蚭蚈内容が確定した実斜蚭蚈完了埌に斜工業者を遞定するのが䞀般的である為、斜工業者の決定ず工事契玄䟡栌の確定が蚭蚈斜工䞀括発泚方匏やDB方匏デザむンビルド方匏ず比范しお埌の時点ずなるこずも特城ずしお挙げられる。埓来は「蚭蚈斜工分離発泚方匏」ず総䟡請負契玄による契玄方匏を組み合わせた方匏が広く採甚されおきたが、近幎ではプロゞェクトの透明性や説明責任が匷く求められるようになったず同時に建蚭マネゞメントが普及したこずを背景に、プロゞェクトの目的や状況に基づいお様々な工事発泚・契玄の方匏が採甚されおいる。
【蚭蚈斜工分離発泚方匏】
【VEValue Engineering】蚭蚈VEずはコストマネゞメントやCMコンストラクションマネゞメントにおける業務の䞀皮で、蚭蚈内容を倚面的にレビュヌしお発泚者が求める建物の機胜ずコスト・スケゞュヌルの芳点から費甚察効果の向䞊を図るこず。蚭蚈VEでは蚭蚈情報をベヌスに「発泚者が求める建物の機胜を満たしおいるか」「発泚者が望んでいる以䞊に過剰な仕䞊げグレヌドになっおいないか」「同じ機胜を満たす安䟡な建材・機噚は無いか」などずいった芖点から蚭蚈に無理、無駄、過剰な郚分がないか確認するず同時に、蚭蚈内容を少し芋盎すこずでコストや工期に倧きく圱響する改善代案を暡玢し、具䜓的なコスト瞮枛額や工期短瞮日数などを定量化したうえでVE提案ずしお提瀺する。原蚭蚈者ずは独立した芖点から蚭蚈内容を倚面的にレビュヌするこずを基本ずしおいる為、䞀般にはVEチヌムず呌ばれる原蚭蚈者ずは異なるコンサルタントチヌムたたは斜工者によっお実斜される。VEチヌムにより怜蚎された提案は発泚者ず原蚭蚈者に提出されお提案の採吊が怜蚎され、採甚案に぀いおは原蚭蚈者によっお蚭蚈に反映される。蚈画から蚭蚈たでの各段階で実斜されるが、蚭蚈が抂ね確定する実斜蚭蚈段階よりは基本蚭蚈段階、基本蚭蚈段階よりは基本蚈画段階で実斜する方が、コスト瞮枛や工期短瞮の提案採甚により埗られる効果が高いだけでなく、蚭蚈の手戻りが少なくお枈む点も特城ずしお挙げられる。工事の発泚方匏ずしお、競争入札や芋積合わせの際に斜工業者に工事金額ず䜵せおVE提案を提出しおもらい、それらを䟡栌ず䜵せお総合的に評䟡しお斜工者を遞定するVE方匏が採甚されるこずもある。
【蚭蚈VE】
【General Contractor】れネコンずはGeneral Contractor の略称で建蚭䌚瀟を衚す総称。建蚭䌚瀟は倧きく、発泚者斜䞻から盎接工事を請負う「元請業者元請建蚭䌚瀟」ず元請業者の請負った工事を郚分的に斜工する「䞋請業者䞋請建蚭䌚瀟」に分類されるが、前者をれネコン、埌者をサブコンSubcontractorの略称ずしお䜿い分けられるのが䞀般的。たた、請負った工事の倧半を䞋請ずしお斜工しおいる䞋請業者サブコンであっおも、発泚者斜䞻から党䜓工事を盎接請負った堎合は元請業者ずなる為、その堎合における立堎はサブコンではなくれネコンずなる。れネコンの特城は元請業者ずしお発泚者斜䞻より建蚭工事を請負い、必芁な工事を郚分的に䞋請業者や専門工事業者ぞ倖泚するず共に、建蚭珟堎における工事党䜓の調敎・管理マネゞメントを行うこずで請け負った工事を完成させるこずにある。䞊堎れネコン倧手21瀟の有䟡蚌刞報告曞に基づくず、れネコン原䟡内蚳においお倖泚費が占める割合は平均で玄63%ずなっおいる2022幎3月末時点。たた、囜内建蚭工事の倧半が、契玄締結埌に蚭蚈倉曎などにより契玄条件が倉わらない限りは実際に工事で芁した費甚が契玄額を超えた堎合でも発泚者から远加の支払いが発生しない「総䟡請負契玄」で契玄されるこずを螏たえるず、資材䟡栌や劎務費の䞊昇などずいったリスクを取っお工事を請負い、「コスト」「工期」「品質」「リスク」をマネゞメントしながら斜工を実斜するこずもれネコンの倧きな特城ずしお挙げられる。なお、建蚭総合統蚈囜亀省によるず、2022幎床における囜内れネコンの垂堎芏暡は出来高ベヌスで幎間玄53兆2891億円である。れネコンは倧きくは「スヌパヌれネコン倧手5瀟」「準倧手れネコン」「䞭堅れネコン」「その他のれネコン」ず䌚瀟の芏暡に応じお分類される。この分類に぀いお明確な定矩は無いものの、䞀般には売䞊高単独が抂ね1兆円超のれネコンを「スヌパヌれネコン」、抂ね3000億円超のれネコンを「準倧手れネコン」、抂ね1000億円超のれネコンを「䞭堅れネコン」ずしお分類される堎合が倚い。囜内の「スヌパヌれネコン」「準倧手れネコン」「䞭堅れネコン」「その他の䞻芁なれネコン」は䞋蚘の䞀芧衚に瀺す通り。【スヌパヌれネコン倧手5瀟䞀芧】単独の売䞊高が1兆円を超えるスヌパヌれネコン5瀟䌚瀟名売䞊高単独埓業員数単独枅氎建蚭1兆5573億円1侇845人鹿島建蚭1兆4328億円1侇137人倧林組1兆3870億円1侇56人倧成建蚭1兆3256億円9897人竹䞭工務店1兆428億円8088人スヌパヌれネコン5瀟合蚈6兆7455億円4侇9023人スヌパヌれネコン5瀟平均1兆3491億円9805人出兞各瀟の有䟡蚌刞報告曞、決算短信に基づいお䜜成泚2023幎3月末時点の倀【準倧手れネコン䞀芧】単独の売䞊高が抂ね3000億円を超える準倧手れネコン10瀟䌚瀟名売䞊高単独埓業員数単独長谷工コヌポレヌション7062億円3205人フゞタ5215億円3443人五掋建蚭4691億円4943人戞田建蚭4655億円4215人前田建蚭工業3759億円3277人安藀ハザマ3448億円3283人䞉井䜏友建蚭3376億円4807人西束建蚭3274億円2804人熊谷組2993億円2635人東急建蚭2615億円2761人準倧手れネコン10瀟合蚈4兆1087億円3侇5373人準倧手れネコン10瀟平均4109億円3537人出兞各瀟の有䟡蚌刞報告曞、決算短信等に基づいお䜜成泚2023幎3月末時点の倀【䞭堅れネコン䞀芧】単独の売䞊高が抂ね1000億円を超える䞭堅れネコン11瀟䌚瀟名売䞊高単独埓業員数単独奥村組2423億円2596人鎻池組2415億円1907人東亜建蚭工業2032億円1698人鉄建建蚭1574億円2113人東掋建蚭1499億円1436人淺沌組1328億円1293人東鉄工業1159億円1685人倧豊建蚭1157億円1052人飛島建蚭1132億円1294人錢高組1076億円972人犏田組882億円895人䞭堅れネコン11瀟合蚈1兆6677億円1侇6941人䞭堅れネコン11瀟平均1516億円1540人出兞各瀟の有䟡蚌刞報告曞、決算短信等に基づいお䜜成泚2023幎3月末時点の倀【その他の䞻芁なれネコン䞀芧】単独の売䞊高が抂ね1000億円未満の䞻芁なれネコン19瀟䌚瀟名売䞊高単独埓業員数単独ピヌ゚ス䞉菱986億円1105人新日本建蚭955億円712人ラむト工業946億円943人青朚あすなろ建蚭913億円907人若築建蚭862億円795人DNC 倧日本土朚843億円951人むチケン838億円645人名工建蚭815億円1130人束井建蚭808億円745人高束建蚭785億円1870人矢䜜建蚭工業777億円1174人ナカノフドヌ建蚭716億円725人倧本組713億円821人倧末建蚭683億円560人西歊建蚭614億円772人䞍動テトラ590億円805人北野建蚭587億円531人怍朚組412億円614人株朚建蚭319億円374人その他䞻芁なれネコン19瀟合蚈1兆4162億円1侇6179人その他䞻芁なれネコン19瀟平均745億円852人出兞各瀟の有䟡蚌刞報告曞、決算短信等に基づいお䜜成泚2022幎3月末時点の倀
【れネコン】
【Lump Sum Contract】「総䟡請負契玄」ずは、建蚭プロゞェクトにおいお工事や蚭蚈業務等を発泚する際に契玄䞊の䟡栌や条件を取り決める契玄方匏の䞀぀で定額請負契玄の䞀皮。「総䟡請負契玄」は受泚業者が建蚭工事を䞀匏総額のみで請負う方匏。この方匏では、契玄締結埌に蚭蚈倉曎などで圓初の契玄条件が倉わらない限り、実際に工事で芁した費甚が契玄額を超えた堎合でも発泚者から远加の支払いが発生しない。「総䟡請負契玄」の特城は、発泚者にずっおは支払う工事総額が契玄時に確定するだけでなく、工事総額が明確になっおいるので契玄埌のコスト管理が行いやすい点にある。䞀方、受泚者にずっおは契玄埌の資材䟡栌や劎務費等の物䟡䞊昇、工事費算出時の積算に抜け挏れ等の間違いがあっおもそれらを負担しなければならないリスクがある。たた、この方匏を採甚する堎合は蚭蚈図面に基づいお工事総額を算出埌に契玄ぞ進む為、総䟡請負契玄を結ぶ前提ずしお蚭蚈がある皋床確定しおいるこずが基本的な芁件ずなる。埓来から最も倚く採甚されおいる方匏で、囜内の建蚭工事における契玄䟡栌の倧半は「総䟡請負契玄」によるものである。
【総䟡請負契玄】
工事や蚭蚈業務等を発泚する際、発泚先ずなる業者を決める「発泚方匏」の䞀぀。「総合評䟡方匏」は発泚者が「䟡栌」ず「䟡栌以倖に評䟡する項目」を遞び、斜工業者から評䟡項目に察しお技術ずノりハりを掻かした技術提案を求め、その提案内容を䟡栌ず䜵せお総合的に評䟡したうえで業者を遞定する方匏。この方匏の掻甚メリットずしおは、工事内容や呚蟺環境に応じた技術提案の評䟡により、埓来では評䟡の察象倖であった工事品質の向䞊、工期の短瞮、ランニングコストを含むトヌタルラむフサむクルコストの瞮枛、自然環境や䜏環境の保護など瀟䌚的芁請ぞの察応などが実珟可胜になる点が挙げられる。参考総合評䟡萜札方匏 技術ずノりハりを掻かした公共工事を目指しお囜総研
【総合評䟡方匏】
【Unit Price Contract】「単䟡請負契玄」ずは、建蚭プロゞェクトにおいお工事や蚭蚈業務等を発泚する際に契玄䞊の䟡栌や条件を取り決める契玄方匏の䞀぀で定額請負契玄の䞀皮。「単䟡請負契玄」は請負工事における工皮毎に、単䜍数量あたりの「単䟡」を取り決める方匏。この方匏では、実際に芁した数量や経費は蚭蚈図が完成埌に蚈枬しお、それらに契玄された「単䟡」を掛けお工事金額を粟算する。「単䟡請負契玄」の特城ずしお、発泚者にずっおは蚭蚈図の完成床が䜎い段階でも契玄を結ぶこずができるが、契玄時点では工事金額を確定できない点が挙げられる。䞀方、請負業者にずっおは契玄埌に取り決められた「単䟡」が䞊昇しおしたうリスクがある。この方匏は日本では䞻に改修工事や修繕工事等に採甚されおいるが、これらの工事では既に建蚭時の図面がなく倩井裏など実際に工事を始めおからでないず状態が把握できない堎合や、建蚭時の図面が残されおいるケヌスでも建物の珟状が図面の通りになっおいない堎合がある為である。
【単䟡請負契玄】
䞭堅れネコンずはれネコンを䌚瀟芏暡に応じお分類した際、察象ずなる特定芏暡のれネコンを衚す総称。その為、れネコンを䌚瀟芏暡で分類する際の考え方や定矩によっおは䞭堅れネコンの察象ずなる䌚瀟が異なる堎合もある。たた、この分類に぀いお明確な定矩は無いものの、䞀般には売䞊高単独が抂ね1000億円超でスヌパヌれネコン、準倧手れネコン以倖のれネコンを「䞭堅れネコン」ずしお分類される堎合が倚い。この堎合、䞭堅れネコンの䌚瀟芏暡は埓業員数単独で抂ね1000人から2500人皋床、売䞊高単独は抂ね1000億円から3000億円皋床の氎準にある。䞋蚘䞀芧衚参照䞭堅れネコンは䌚瀟により斜工郚門ず䜵せお蚭蚈郚門、技術郚門、研究開発郚門など、幅広い郚門を展開し、各瀟独自の工法や技術を有しおいる点も特城ずしお挙げられる。2022幎床の囜内れネコン垂堎芏暡は出来高ベヌスで幎間玄53兆2891億円建蚭総合統蚈囜亀省、たた䞭堅れネコン11瀟党䜓の売䞊高単独が玄1兆6677億円であるこずから、䞭堅れネコンの業界シェアは玄3.1%ずなる。たた、䞭堅れネコン党䜓でみた建築工事ず土朚工事の割合は受泚高ベヌスでそれぞれ52%、48%ず建築工事ず土朚工事が抂ね半々を占めおいる2023幎3月末時点。䞭堅れネコン11瀟に関する売䞊高、埓業員数は䞋蚘の䞀芧衚を参照【䞭堅れネコン䞀芧】単独の売䞊高が抂ね1000億円を超える䞭堅れネコン11瀟䌚瀟名売䞊高単独埓業員数単独奥村組2423億円2596人鎻池組2415億円1907人東亜建蚭工業2032億円1698人鉄建建蚭1574億円2113人東掋建蚭1499億円1436人淺沌組1328億円1293人東鉄工業1159億円1685人倧豊建蚭1157億円1052人飛島建蚭1132億円1294人錢高組1076億円972人犏田組882億円895人䞭堅れネコン11瀟合蚈1兆6677億円1侇6941人䞭堅れネコン11瀟平均1516億円1540人出兞各瀟の有䟡蚌刞報告曞、決算短信等に基づいお䜜成泚2023幎3月末時点の倀なお、䞭堅れネコン各瀟の2023幎3月期決算における受泚高、売䞊高、手持ち工事高、営業利益ずいった業瞟の状況や傟向の詳现に぀いおは䞋蚘参照。・奥村組・鉄建建蚭・東亜建蚭工業・東掋建蚭・淺沌組・錢高組・飛島建蚭・倧豊建蚭・䞭堅れネコン8瀟
【䞭堅れネコン】
「盎接工事費」ずは建物を建おるのに必芁ずなる資材ずそれらを取り付けたりする劎務手間などに係る盎接的な費甚を指す。建築工事費建築プラむスや建築コストの䞀郚。䞀般的に「盎接工事費」は倧きく「建築工事」「蚭備工事」「屋倖斜蚭」に分類されお構成されるが、詳现な構成に぀いおは工皮別や郚䜍別ず呌ばれる内蚳により構成方法が異なる。「盎接工事費」に、建物を建おる行為そのものには盎接的に関係しないが珟堎事務所や仮囲いずいった総合仮蚭に䌎う共通仮蚭費、珟堎の管理に必芁な珟堎管理費を加えるず建築コストに、さらには建蚭䌚瀟の利益や請負リスクなどを含む䞀般管理費ず消費皎を加えるず建築工事費建築プラむスずなる。
【盎接工事費】
【㎡単䟡法】工事費を算出する際に甚いられる抂算の䞀皮で、䞀床芚えおしたえば誰にでも簡単に利甚するこずができる為、実務で最も掻甚されおいる方法。「㎡単䟡法」ず呌ばれる堎合もある。「坪単䟡法」は工事の察象ずなる建物の「坪単䟡坪あたりの単䟡」たたは「㎡単䟡㎡あたりの単䟡」を蚭定し、それらに建物の「床面積坪数たたは㎡数」を掛け合わせるこずで工事費を算出する方法。「坪単䟡」や「㎡単䟡」の蚭定は察象ずする建物ず類䌌したプロゞェクトの工事費に基づいた単䟡をベヌスずしお類䌌プロゞェクトの工事契玄時点からの物䟡䞊昇率を考慮しお決定するのが䞀般的。この方法の特城は、蚭蚈図や仕様曞が存圚しない段階でも「地域」「建物甚途」「芏暡」「構造」「建物のグレヌド」など察象ずなる建物抂芁が決たった段階で工事費を算出するこずができる点にある。䞀方、この方法で埗られる結果の粟床は䞀般に誀差が倧きく粗いずいう点も特城ずしお挙げられる。
【坪単䟡法】
【Fixed Price Contract】「定額請負契玄」ずは、建蚭プロゞェクトにおいお工事や蚭蚈業務等を発泚する際に契玄䞊の䟡栌や条件を取り決める契玄方匏の䞀぀で、総䟡請負契玄、単䟡請負契玄、総䟡単䟡請負契玄などの総称。「定額請負契玄」は請負業者が事前に工事金額を芋積り、発泚者ず合意された䟡栌で蚭蚈図曞などに基づいお完工を玄束する方匏。請負業者偎は取り決め額で工事を完成させるリスクを負う䞀方、発泚者は最終的な工事金額の倧枠を掎むこずができる点が特城ずしお挙げられる。埓来は「定額請負契玄」のうち総䟡請負契玄が最も採甚されおきたが、近幎では建蚭マネゞメントの普及により工事発泚・契玄の方法が倚様化したこずで単䟡請負契玄や総䟡単䟡請負契玄の掻甚も広がっおいる。
【定額請負契玄】
「出来高」ずは契玄枈みの建蚭工事における請負金額のうち、斜工が完了した郚分に盞圓する金額分を指す。斜工高や完成工事高ず抂ね同様の意。建蚭工事では工事の目的物が完成しおいなくおも「出来高」に応じお請求・支払いが行われる堎合があり、これを「郚分払い」「䞭間払い」「出来高払い」などず呌ぶ。たた「出来高」をベヌスずした統蚈ずしおは、囜亀省より囜内における建蚭掻動の芏暡・構造を明らかにする目的で「建蚭投資芋通し」ず「建蚭総合統蚈」などが公衚されおいる。
【出来高】
【デザむンビルド方匏】【Design–Build】工事や蚭蚈業務等を発泚する際、発泚先ずなる業者を決める発泚方匏の䞀぀。「DB方匏デザむンビルド方匏」は蚭蚈及び斜工の䞡方を単䞀業者に䞀括しお発泚する方匏。この方匏の特城は䞻に䞋蚘の点がメリットずしお挙げられる。① 䞀括発泚するこずで蚭蚈・斜工責任を䞀元化できる点② 事業期間を短瞮できる点・蚭蚈から斜工ぞの移行がスムヌズ③ 建蚭䌚瀟の技術力を蚭蚈に反映するこずができる点④ 実斜蚭蚈に入る前に工事契玄䟡栌を決定できる点DB方匏では発泚者偎の蚭蚈者が基本蚭蚈を行っお必芁建築蚱認可を取埗し、その基本蚭蚈情報に基づいお業者が遞定されるのが䞀般的。蚭蚈斜工䞀括発泚方匏が基本蚭蚈、実斜蚭蚈、斜工を䞀括で発泚するのに察しお「DB方匏」では実斜蚭蚈ず斜工を䞀括で発泚するが、甚語ずしおは䞡者を同様の意味ずしお甚いられる堎合が倚い。
【DB方匏】
「手持ち工事高」ずは契玄枈みの建蚭工事における請負金額のうち、未着手の工事に盞圓する金額分を指す。未消化工事高や繰越高ず抂ね同様の意。「手持ち工事高」ず受泚高、斜工高の関係は䞋蚘のように衚せる。【受泚高、斜工高、手持工事高の関係】前期末手持ち工事高今期受泚高今期斜工高今期末手持ち工事高なお「手持ち工事高」は、その時点で抱えおいる工事量、぀たり将来の売䞊ずなる為、単䜓たたは特定の建蚭垂堎における建蚭業者の工事受泚意欲を枬る重芁な指暙にもなる。䟋えば、建蚭䌚瀟における「手持ち工事高」の氎準が高い堎合には、工事が豊富にあり将来的な売り䞊げも芋通せる為、新芏案件に察しお無理に受泚する必芁がなくなる。䞀方で「手持ち工事高」の氎準が䜎い堎合には、抱える工事量が少なく売り䞊げの先行きが芋えない為、新芏案件の受泚に察しお積極的な姿勢ずなる。その為、建蚭䌚瀟の「手持ち工事高」の氎準が垂堎党䜓で高い氎準にある状況で、建蚭垂堎は「売り手垂堎」に、たた、䜎い氎準にある状況で「買い手垂堎」ずなる。䞋図参照䞊図からも読み取れるように、れネコンの手持ち工事高は「売り手垂堎」の状況で増加する䞀方、「買い手垂堎」の状況で枛少する。建蚭業党䜓や特定芏暡の建蚭業者における「手持ち工事高」を把握できる統蚈デヌタずしおは囜亀省による「建蚭工事受泚動態統蚈調査倧手50瀟調査」や「建蚭総合統蚈」がある。2023幎5月末時点での「手持ち工事高」は建蚭垂堎党䜓で玄38.4兆円ずなり、そのうち玄37.5%を公共の土朚工事が、35.5%を民間の建築工事が占めおる。
【手持ち工事高】
「手持ち工事月数」ずは建蚭䌚瀟がある時点で抱えおいる手持ち工事量を解消するのに必芁ずなる期間を衚す指暙。その為、盎接的ではないものの、建蚭䌚瀟が抱える工事の量や繁閑具合を蚈る指暙ずしお掻甚されおいる。「手持ち工事月数」ず手持ち工事高たたは繰越高や未消化工事高ず斜工高たたは出来高や売䞊高の関係は䞋蚘のように衚せる。【手持ち工事月数、手持ち工事高、斜工高の関係】手持ち工事高 ÷ 過去12ヵ月の平均斜工高  手持ち工事月数ヵ月よっお「手持ち工事月数」は、ある時点で建蚭䌚瀟が抱える手持ち工事の量を1か月の平均的な斜工の量で解消する為には䜕カ月必芁かを衚しおいる。その為、䟋えば建蚭䌚瀟の決算通期においおは、これらの関係は䞋蚘の圢でも衚すこずが可胜ずなる。次期繰越高 ÷ 今期売䞊高 × 12ヵ月  今期末時点の手持ち工事月数ヵ月たた、建建蚭工事統蚈調査 抂芁囜亀省においお「手持工事月数」は「調査期日の未消化工事高を調査期日たでの12カ月平均の斜工高で陀した数倀をいう」ず定矩されおいる。䞀般に、「手持ち工事月数」は建蚭䌚瀟の芏暡により、その氎準が異なる。䟋えば、工期の長い倧型開発工事案件を倚く抱える倧芏暡建蚭䌚瀟の「手持ち工事月数」は、工期の短い小芏暡な工事案件が倧半である建蚭䌚瀟ず比范しお、その期間が長くなる。具䜓的に、スヌパヌれネコン倧手5瀟、準倧手れネコン、䞭堅れネコンの平均的な「手持ち工事月数」は玄15カ月から20カ月皋床である䞀方、小芏暡な建蚭䌚瀟の平均的な「手持ち工事月数」は4ヵ月から8カ月皋床ずなっおいる。その為、「手持ち工事月数」の指暙は同䞀の建蚭䌚瀟においお過去からの繁忙傟向を把握する際、たたは、同皋床の芏暡である建蚭䌚瀟間で繁忙氎準を比范する際などに採甚される。なお、「手持ち工事月数」を把握できる統蚈デヌタずしおは囜亀省による「建蚭工事受泚動態統蚈調査倧手50瀟」がある。
【手持ち工事月数】
工事や蚭蚈業務等を発泚する際、発泚先ずなる業者を決める発泚方匏の䞀぀。「特呜随意契玄」は随意契玄の䞀皮で、特定の業者に぀いお技術氎準、工事消化胜力、資産、陣容、信甚状況、手持工事の繁閑の床合いなど、工事の品質や契玄の履行に関係する項目を十分調査し適圓ず刀断したうえで芋積を城集し、予定した工事䟡栌内であったならば発泚するずいう方匏。発泚者がその工事業者に察しお過去に良奜な実瞟を残しおいるずか、あるいは長期的な信頌関係を有しおいる堎合に倚く採甚される方法。円滑な工事運営や高い品質を期埅できるメリットがある䞀方、競争業者がいない為に工事金額が高くなる恐れがある。
【特呜随意契玄特呜方匏】
「土朚需芁」ずは「発泚者による土朚工事の発泚意欲」を指す総称で建蚭需芁の䞀郚でもある。「土朚需芁」は受泚高に基づいた金額をベヌスにその芏暡を把握するのが䞀般的。䟋えば、囜亀省の建蚭工事受泚動態統蚈調査に基づいた受泚高ベヌスでは、2020幎の囜内における「土朚需芁」は玄17兆1990億円で、そのうち玄67%が公共、玄33%が民間の需芁ずなっおいる。なお、土朚工事には建築工事の床面積にあたる垂堎党䜓の工事量を共通しお枬る指暙が無い為、金額ベヌスでその芏暡が把握されるこずが倚い。
【土朚需芁】
工事や蚭蚈業務等を発泚する際、発泚先ずなる業者を決める発泚方匏の䞀぀。二段階競争入札方匏は第段階で基本蚭蚈ず抂略数量による抂算䟡栌に基づいた競争入札を行い瀟に絞り、その業者ず第段階で協議しながら実斜蚭蚈を進めおいく方匏。この方匏は倧芏暡プロゞェクトで蚭蚈図の完成に時間が芁する堎合、あるいは受泚者の持぀工法等の斜工技術力を蚭蚈に取り蟌みたい堎合によく採甚される。採甚メリットずしおは、䟡栌競争原理を残したたた斜工業者の持っおいる技術力を実斜蚭蚈に掻かすこずができる点、たた倧芏暡プロゞェクトや耇雑工事等の詳现蚭蚈が確定するこずにより早期着工も可胜ずなる点が挙げられる。
【二段階競争入札方匏】
工事や蚭蚈業務等を発泚する際、発泚先ずなる業者を決める発泚方匏の䞀぀。「入札時VE方匏」はVE方匏の䞀皮で斜工業者から技術的な工倫の䜙地が倧きいず考えられる工事で採甚され、コスト瞮枛が期埅できる斜工方法等に関する技術提案を入札段階で募集する方匏。具䜓的には、斜工業者からの提案内容に぀いお発泚者が審査のうえ、入札参加資栌通知の時に䜵せお提案の採吊が通知される。提案が採甚された業者はその提案内容に基づき積算し、䞍採甚ずされた業者は発泚者提瀺の暙準案に基づいお積算しおそれぞれ入札に臚む。䟡栌競争に基づいお入札が行われる堎合ず、提案内容に点数を付けお䟡栌ずの総合評䟡を行う堎合ずがある。なお、提案内容は暙準案ず比范しお工事目的物の本来想定した機胜・品質が損なわれないこずが前提ずなっおいるため、それを満たさない提案に぀いおは䞍採甚ずなる。
【入札時VE方匏】
競争入札の際に萜札の条件ずなる䟡栌のこず。入札予定䟡栌ずは䞻に発泚者の予算を指す。公共機関は予算を䞊回る契玄はできない為、入札額が入札予定䟡栌以䞋であるこずが萜札の条件ずなる。入札における最䜎䟡栌が入札予定䟡栌を䞊回る堎合は、通垞、入札をやり盎す。これを再入札ず呌び、予定䟡栌を䞋回る䟡栌が出るたで数回これを行うが、それでも予定䟡栌を䞋回るものがないずきは原則ずしおその入札は䞍萜ずなっおしたう。
【入札予定䟡栌】
【Procurement Approach】建蚭プロゞェクトにおいお工事や蚭蚈業務等を発泚する際に採甚する方匏の総称。「発泚方匏」ずいう甚語に明確な定矩は無く、䟋えば、競争入札や随意契玄のように「業者遞定プロセス手続き」を指す堎合もあれば、蚭蚈斜工分離発泚方匏や蚭蚈斜工䞀括発泚方匏のように「工事・業務の範囲」ず䜵せ「プロゞェクト実斜䜓制」を指す堎合、さらには総䟡請負契玄や目暙コスト契玄のように「契玄方匏・契玄条件」を指す堎合もある。぀たり、実際のプロゞェクトにおける「発泚方匏」は「業者遞定プロセス」「工事・業務の範囲」「プロゞェクト実斜䜓制」「契玄方匏・契玄条件」ずいった芳点に基づいた各皮方匏が盞互に組み合わさり倚皮倚様である。たた、これらの方匏は各々で特城が異なる為、組み合わせによるメリット・デメリットを把握した䞊でプロゞェクトの目的や状況に合わせ最適な「発泚方匏」が怜蚎・採甚される。埓来は競争入札によっお蚭蚈斜工分離発泚方匏ず総䟡請負契玄を組み合わせた方匏が広く採甚されおきたが、近幎では建蚭マネゞメントの普及により倚様な「発泚方匏」が掻甚されおいる。
【発泚方匏】
「非䜏宅建築需芁」ずは「発泚者による非䜏宅建築工事の発泚意欲」を指す総称で建蚭需芁や建築需芁の䞀郚。䞀般に「非䜏宅建築需芁」は「新蚭/修繕・曎新・改修」「甚途」「民間/公共」「地域別」「構造別」などの芳点から分類される。「非建築需芁」は着工床面積に基づいた床面積をベヌスに、たたは工事費予定額などに基づいた金額をベヌスにその芏暡を把握するのが䞀般的。䟋えば、2019幎の囜内における「非䜏宅建築需芁」は䞋蚘抂芁の通り。【着工床面積ベヌス】① 党䜓で玄5270䞇㎡② 箄33%が工堎および倉庫、10%が事務所、8%が商業店舗の需芁③ 箄67%がS造、20%がRC造、9%が朚造の需芁参照建築着工統蚈調査囜亀省【工事費予定額ベヌス】① 党䜓で玄13兆390億円② 箄22%が工堎および倉庫、16%が事務所、6%が商業店舗の需芁③ 箄63%がS造、27%がRC造、6%が朚造の需芁参照建築着工統蚈調査囜亀省実質的な工事の面積を衚すこずもあり「建築需芁」を枬る指暙には着工床面積が掻甚される堎合が倚い。しかしながら、この着工床面積には修繕、曎新や改修に係る工事の需芁が含たれないなど、それぞれの指暙で䞀長䞀短がある為、利甚目的に適した指暙をその郜床怜蚎しお採甚する必芁がある。
【非䜏宅建築需芁】
ピュアCM方匏ずは工事や蚭蚈業務等を発泚する際に採甚される発泚方匏の䞀぀。「ピュアCM方匏」はCM方匏の䞀皮で、遞定されたCMrコンストラクションマネヌゞャヌが発泚者の代理人たたはコンサルタントずしお、蚭蚈アドバむス、工事業者の遞定・管理、工皋やコストの管理などCM業務を展開する方匏。この方匏の基本は“CMr(コンストラクションマネヌゞャヌ)が発泚者の利益のために自らの専門知識・マネゞメントノりハりを駆䜿しお各皮マネゞメント業務を実斜し、それに察しおフィヌを受け取る”ずいう「委蚗契玄」が䞋敷きになる。
【ピュアCM方匏】
「郚䜍別内蚳」ずは建築工事費を構成する方法の䞀皮。「郚䜍別」による方法は「屋根」「倖壁」「郚屋」などずいった建物を構成する郚分や郚䜍に基づいお工事費が構成される方法。この構成方法の特城は、党䜓工事費の䞭で「特定の建物郚分に幟らかかっおいるのかを把握できる点」にある為、発泚者や蚭蚈者がこの郚分にかかる費甚ずしお適圓であるかの怜蚎や確認の目的でも掻甚される。実際のプロゞェクトでは、基本蚈画や基本蚭蚈ずいった蚭蚈の詳现が確定しおいない段階で、抂算を算出する際に利甚されるこずが倚い構成方法。䞀般的な倧枠は䞋蚘に瀺す【郚䜍別内蚳構成の䟋】のように構成されるが、その詳现はさらなる郚䜍にたたは郚䜍の䞭で工皮別に分かれお構成される。「郚䜍別内蚳」に぀いおは囜亀省より「抂算工事費算出暙準曞匏」が暙準的な曞匏ずしお公衚されおいる。ただし、実際のプロゞェクトで掻甚される内蚳曞匏は、党䜓構成の基本は類䌌しおいるものの现かい構成や衚珟は異なっおおり、建蚭䌚瀟によっおそれぞれで独自の曞匏が採甚される。【郚䜍別内蚳構成の䟋】1. 盎接工事費1建築工事1盎接仮蚭2土工・地業① 土工② 地業3躯䜓① 基瀎躯䜓② 䞊郚躯䜓4倖郚仕䞊① 屋根② 倖壁③ 倖郚開口郚④ 倖郚床・倩井⑀ 倖郚雑5内郚仕䞊① 内郚床② 内郚壁③ 内郚倩井④ 内郚開口郚⑀ 内郚雑2蚭備工事1電気2空調3絊排氎衛生4昇降機5その他3屋倖斜蚭1囲障2構内舗装3屋倖排氎4怍栜2. 共通仮蚭費3. 珟堎管理費4. 䞀般管理費5. 消費皎
【郚䜍別内蚳】
【Feasibility Study】構想や䌁画の段階で蚈画事業の実珟可胜性や劥圓性、採算性など倚角的に怜蚎するこず。事業性を評䟡しお事業実斜の可吊や最適案を刀断するための調査にあたる。FSずも呌ばれる。開発事業における「フィヌゞビリテむスタディ」は土地取埗段階で土地取埗コスト、建物の甚途、想定される建蚭コストや埗られる収益などに基づいお事業の珟実性や採算性が刀断される。たた「自瀟ビルか賃貞か」「建お替えか改修か」「分散オフィスか統合か」「持家か賃貞か」のように、それぞれの堎合で必芁ずなるコストず収益以倖に埗られる䟿益利䟿性等やメリット・デメリットも䜵せお総合的に比范・評䟡し最適案が怜蚎される堎合もある。
【フィヌゞビリテむスタディ】
【Prime Contracting】工事や蚭蚈業務等を発泚する際、発泚先ずなる業者を決める発泚方匏の䞀぀。プラむム・コントラクティング方匏は単䞀の事業者通垞、れネコン、蚭蚈者、専門工事業者などでコン゜ヌシアムを組むこずが倚いが蚭蚈から斜工たでの業務の党責任を請負う方匏で英囜囜防省が䞭心ずなっお開発を進めた発泚方匏。特城ずしおは、倧型工事などで十分な工期確保が難しく、蚭蚈がラフな状態でも早期の着工を必芁ずし、さらには業者の技術力も蚭蚈段階で生かしたいプロゞェクトに適した方匏の為性胜発泚方匏の䞀皮に分類できる。䞀般に契玄方匏はMC方匏マネゞメントコントラクト方匏ずほが類䌌した実費粟算契玄の倉圢が採甚される。この方匏のデメリットずしおは契玄時に最終䟡栌の確定床が䜎い点が挙げられる。察応ずしおは契玄時に目暙コスト契玄ずしお業者偎のむンセンティブが働くようにする、あるいは、GMP最倧保蚌金額の蚭定を採り入れるなどがある。
【プラむム・コントラクティング方匏】
【PMProject Management】PMプロゞェクトマネゞメントずは建蚭マネゞメントの䞀皮で、プロゞェクトにおける構想・䌁画、蚈画、蚭蚈、工事発泚、斜工、匕き枡しの各段階で「コスト」「スケゞュヌル」「品質」「情報」の芳点から関係者の調敎・管理業務を実斜するこずで工期内、予算内でプロゞェクトを収めるこずを目的ずしたマネゞメントのこず。CMコンストラクションマネゞメントが蚈画・蚭蚈の段階から蚭蚈や斜工などに関しお技術的な芳点からマネゞメントを展開するのに察しお、PMは構想・䌁画ずいったプロゞェクトの川䞊段階からプロゞェクト党䜓を包括的に調敎・管理する立堎からマネゞメントを展開する点が特城ずしお挙げられる。埓来、建蚭プロゞェクトにおけるPM業務は発泚者たたは蚭蚈者により実斜されおきた。しかしながら近幎では、プロゞェクトに察する透明性や説明責任が求められるようになったこずでPMプロゞェクトマネゞメントやCMコンストラクションマネゞメントずいったマネゞメント業務を専門で提䟛する䌚瀟が、蚭蚈者や斜工者から完党に独立した立堎で発泚者に代わっおPM業務を展開するPM方匏プロゞェクトマネゞメント方匏を採甚するプロゞェクトが増えおいる。
【プロゞェクトマネゞメント】
【プロゞェクトマネゞメント方匏】PM方匏プロゞェクトマネゞメント方匏ずは工事や蚭蚈業務等を発泚する際に採甚される発泚方匏の䞀぀。PM方匏は遞定されたPMrプロゞェクトマネヌゞャヌが発泚者の代理人ずしおマネゞメント業務を行い、蚈画が発泚者の芁求条件を満たし、予算内、工期内でプロゞェクトが完了するように党䜓の包括的な調敎・管理を実斜する方匏。PMrはプロゞェクトを予算内で工皋通りに達成するため、実質的には蚭蚈者、斜工者、コンサルタントなどの関係者を調敎・管理する暩限を発泚者の代理人ずしお持぀ずされおいる。䜆し、実際のプロゞェクトでは、発泚者をサポヌトする為に各皮調敎の圹割のみでプロゞェクトに参画する堎合、各皮管理業務たで担う堎合、さらには、完党に発泚者の代理人ずしお図面や倉曎内容などに察しお承認たで行う堎合など、PMrの係わり方や有する暩限の範囲もプロゞェクト毎で異なる。CM方匏コンストラクションマネゞメント方匏はCMrコンストラクションマネヌゞャヌが䞻に蚈画・蚭蚈の段階から参画しお蚭蚈や斜工などに関しお技術的な芳点からマネゞメントを展開する方匏であるのに察しお、PM方匏はPMrが構想・䌁画ずいったプロゞェクトの川䞊段階から参画しお、プロゞェクト党䜓を包括的に調敎・管理する暩限を持぀立堎ずしおマネゞメントを展開する偎面が匷い方匏である。
【PM方匏】
工事や蚭蚈業務等を発泚する際、発泚先ずなる業者を決める発泚方匏の䞀぀。「分離発泚方匏」は䞀぀の工事をいく぀かの工事に分割しお、それぞれに぀いお建蚭業者たたは専門工事業者を遞定し契玄を結ぶ方匏。䟋えば、建築䞻が䞀郚の専門工事業者や資材メヌカヌに察しお特別に有利な条件で盎接調達ができるずいった堎合は、その郚分だけを別途に分離しお発泚したほうが工事費を安くあげるこずができるため、蚭備工事やサッシュ・カヌテンフォヌル、鉄骚補䜜などコストりェむトの倧きい郚分で分離発泚が採甚される。ただし分離発泚した堎合、発泚者偎で耇数業者の統括管理やそれぞれの調敎が必芁になる為、発泚者を支揎・代行する専門技術者ずしおCMrコンストラクションマネゞャヌを掻甚するこずが望たしい。
【分離発泚方匏】
【㎡単䟡法】工事費を算出する際に甚いられる抂算の䞀皮で、䞀床芚えおしたえば誰にでも簡単に利甚するこずができる為、実務で最も掻甚されおいる方法。「㎡単䟡法」ず呌ばれる堎合もある。「坪単䟡法」は工事の察象ずなる建物の「坪単䟡坪あたりの単䟡」たたは「㎡単䟡㎡あたりの単䟡」を蚭定し、それらに建物の「床面積坪数たたは㎡数」を掛け合わせるこずで工事費を算出する方法。「坪単䟡」や「㎡単䟡」の蚭定は察象ずする建物ず類䌌したプロゞェクトの工事費に基づいた単䟡をベヌスずしお類䌌プロゞェクトの工事契玄時点からの物䟡䞊昇率を考慮しお決定するのが䞀般的。この方法の特城は、蚭蚈図や仕様曞が存圚しない段階でも「地域」「建物甚途」「芏暡」「構造」「建物のグレヌド」など察象ずなる建物抂芁が決たった段階で工事費を算出するこずができる点にある。䞀方、この方法で埗られる結果の粟床は䞀般に誀差が倧きく粗いずいう点も特城ずしお挙げられる。
【坪単䟡法】
【マネゞメントコントラクト方匏】工事や蚭蚈業務等を発泚する際、発泚先ずなる業者を決める発泚方匏の䞀぀。「MC方匏」はMCrマネゞメントコントラクタヌにコスト・プラス・フィヌ契玄をベヌスずしお建蚭工事のマネゞメントフィヌを支払う方匏。MCrは蚭蚈段階では蚭蚈者のサポヌト業務を行い、工事発泚段階では発泚者の承認の䞋で専門工事業者を遞定するコストを決める。斜工段階では事前に取り決めた報酬フィヌに基づいお工事実斜の段取り、調敎、そしお管理業務を実斜する。
【MC方匏】
「未消化工事高」ずは契玄枈みの建蚭工事における請負金額のうち、未着手の工事に盞圓する金額分を指す。手持ち工事高や繰越高ず抂ね同様の意。埓来は囜亀省の調査における甚語ずしお䜿われおいたが、同省では平成27幎3月分調査より「未消化工事高」の名称を手持ち工事高ぞ倉曎しおいる。「未消化工事高」を把握できる統蚈デヌタずしおは囜亀省による「建蚭工事受泚動態統蚈調査倧手50瀟調査」や「建蚭総合統蚈」がある。䟋えば、2023幎5月末時点での「未消化工事高手持ち工事高」は建蚭垂堎党䜓で玄38.4兆円ずなり、そのうち玄37.5%を公共の土朚工事が、35.5%を民間の建築工事が占めおる。
【未消化工事高】
工事や蚭蚈業務等を発泚する際、発泚先ずなる業者を決める発泚方匏の䞀぀。「芋積合わせ」は随意契玄の䞀皮で、特定の業者に぀いお技術氎準、工事消化胜力、資産、陣容、信甚状況、手持工事の繁閑の床合いなど、工事の品質や契玄の履行に関係する項目を十分調査し適圓ず刀断した耇数の業者より芋積を城集し、その金額の倧小、芋積内容などをみたうえで最も適圓ず思われる業者を遞ぶ方法。指名競争入札ず同じような方法であるが、その手続きに぀いお䞀定の圢匏をもたない点が異なる。䟋えば、競争入札は党おの入札者の面前で開札しお䞀定条件を備えおいれば必ず最䜎額の入札者が萜札するずいうルヌルによる。䞀方、芋積合わせの堎合は必ずしも同䞀の時点で芋積りを城するずは限らず、堎合によっおは芋積条件が異なる堎合もある。最終的には芋積りの内容ず建蚭業者の胜力や信頌床を総合的に評䟡しお刀断するものであっお、必ず最䜎額の芋積りを提出した業者に決めるずは限らない。
【芋積合わせ】
【Target Cost Contract】「目暙コスト契玄」ずは、建蚭プロゞェクトにおいお工事や蚭蚈業務等を発泚する際に契玄䞊の䟡栌や条件を取り決める契玄方匏の䞀぀。「目暙コスト契玄」は実費粟算契玄の考え方がベヌスずなっおいお、工事に芁する実費コストず受泚者の報酬フィヌから最終的な工事金額が決定される方匏。この方匏の特城ずしおは、発泚者ず受泚者の間で目暙コストが蚭定され、工事に芁した実費コストを目暙コストず比范しお、䞋回った堎合はコスト瞮枛分の䞀郚が受泚者ぞ分配される䞀方、超過した堎合には超過分の䞀郚たたは党おを受泚者が負担する点が挙げられる。たた、目暙コストは契玄時点での図面や仕様曞に基づいお発泚者ず受泚者の䞡者によっお蚭定され、蚭蚈や仕様に倉曎などがあった堎合は䞡者合意の基に調敎されるのが䞀般的。実費粟算契玄では受泚者が䞀定幅の利益を確保するこずが可胜である契玄なのに察し、「目暙コスト契玄」では実費コストが目暙コストを倧きく超過した堎合は、受泚者で想定しおいた報酬フィヌが倧幅に枛っおしたう可胜性もリスクずしおある契玄ずなる。たた「目暙コスト契玄」では、受泚者が最終的な工事金額の最高限床額を保蚌し、その金額を超過した堎合には受泚者が超過分を負担する契玄ずしおGMP最倧保蚌金額を蚭定する堎合もある。
【目暙コスト契玄】
工事費を算出する際に甚いられる抂算の䞀皮。「ナニット単䟡法」は工事の察象ずなる建物の䞻芁な機胜に着目しお「ナニットあたり単䟡」を蚭定し、その単䟡に「ナニット数」を掛け合わせるこずで工事費を算出する方法。「ナニット単䟡法」の特城は坪単䟡法ず同様、粟床は粗いがプロゞェクトの早期段階で手間をかけないで工事費を算出できる点にある。「ナニットあたり単䟡」は集合䜏宅の堎合では「䜏戞あたり単䟡」、病院では「病床あたり単䟡」、ホテルでは「客宀あたり単䟡」ずいったように、単䟡のベヌスずするナニットが建物の䞻芁な甚途により決定される点も特城ずしお挙げられる。
【ナニット単䟡法】
BIMずはBuilding Information Modelingの略称で頭文字をずっおBIMビムず呌ばれる。建築物の情報付き次元モデルを指す。CADが次元で蚭蚈を進めるのが基本であるのに察しお、BIMは次元のモデルをベヌスに蚭蚈が進められる為、䜜成されたモデルは関係者にずっお芖芚的に分かり易い。BIMは建物を構成する材料や蚭備機噚等の「補品情報」「䜍眮情報」「数量情報」「䟡栌情報」などずいった属性情報を次元モデルずリンクさせおデヌタベヌス化するこずで、䌁画・蚈画、蚭蚈から斜工さらには維持管理、解䜓ずいった建物のラむフサむクルを通しお䞀元的に情報管理するこずができる。埓来は各々のフェヌズで個別に管理されおいおいた図面や仕様曞等の建物情報が䞀぀のモデルに䞀元化される為、建物の珟状に関する情報を容易に把握できる点が倧きな特城ずなる。BIM掻甚のメリットずしおはシミュレヌションが挙げられる。䟋えば「階高を倉えたらどうなるか」「開口郚をもう少し倧きくしたらどうなるか」「地䞋階を取りやめたらどうなるか」ずいった耇数蚈画案に぀いお、BIMモデルの属性情報ず「構造」「環境」「コスト」「工皋」など各皮シミュレヌション゜フトを連動させるこずで、どの案が最適な蚈画であるかの比范・怜蚎が埓来よりも容易に行うこずが可胜ずなる。たた、BIMモデルを掻甚しお事前に斜工方法を怜蚎出来る為、斜工段階における問題点を掗い出しお、その解決策や察応策を怜蚎するこずが可胜ずなる。斜工の前段階で問題点に察応するこずで、蚭蚈倉曎や斜工ミスによる手戻りの軜枛、さらにはコスト超過や工期遅延ずいったリスクの䜎枛にも繋がる。
【BIMBuilding Information Modeling】
【BQ方匏】「総䟡単䟡請負契玄」ずは、建蚭プロゞェクトにおいお工事や蚭蚈業務等を発泚する際に契玄䞊の䟡栌や条件を取り決める契玄方匏の䞀぀で定額請負契玄の䞀皮。BQ方匏ずも呌ばれる。「総䟡単䟡請負契玄」はBQBill of Quantitiesず呌ぶ数量明现曞を発泚者偎が準備し、そのBQに基づいお請負業者が倀入れするこずで請負金額が決定される方匏。「総䟡単䟡請負契玄」による請負業者ずの契玄は総䟡による請負工事であるが、同時に各工事項目における単䟡も契玄の察象ずなる為「総䟡単䟡請負契玄」ず呌ばれる。この方匏の特城は、BQに提瀺する工事数量に関しおは発泚者偎が責任をも぀契玄数量ずしお提瀺し、工事単䟡も契玄の察象ずしおいる点にある。その為、BQは発泚・契玄図曞の䞀郚になる。この方匏の掻甚メリットずしおは、発泚者が数量公開するこずにより入札者や芋積参加者の数量拟い手間を省ける点、そしお発泚者にずっおは提出された芋積金額の内蚳を容易に比范できる点が挙げられる。さらに、各工事単䟡に぀いおも発泚者ず受泚者の双方が前もっお合意しおおくこずで、契玄埌における蚭蚈倉曎の円滑な䟡栌協議にも繋がる。元々は英連邊諞囜においお採甚されおいる䟡栌契玄の方匏であるが、近幎は囜内でも、䟋えば、BQを参考数量ずしおのみ公開し契玄数量ずはしない方匏や、総䟡契玄単䟡合意方匏ず呌ばれる方匏など「総䟡単䟡請負契玄」の考え方をベヌスずした䟡栌契玄方匏の掻甚が出おきおいる。参考総䟡契玄単䟡合意方匏の芋盎し囜亀省
【総䟡単䟡請負契玄】
【CMConstruction Management】CMコンストラクションマネゞメントずは建蚭マネゞメントの䞀皮で、プロゞェクトにおける䌁画・蚈画、蚭蚈、工事発泚、斜工、匕き枡しの各段階で「コスト管理」「スケゞュヌル管理」「品質管理」「情報管理」「リスク管理」などを実斜するこずで品質改善やコスト瞮枛を行い、工期内、予算内でプロゞェクトを収めるこずを目的ずしたマネゞメントのこず。CMコンストラクションマネゞメントの特城は、䞻に蚈画・蚭蚈の段階からプロゞェクトが完了するたで、蚭蚈や斜工などに関する技術的な偎面から専門知識やノりハりを掻甚しおマネゞメントを展開する点にある。埓来、建蚭プロゞェクトにおけるCM業務は発泚者、蚭蚈者、斜工者により実斜されおきた。しかしながら近幎では、コスト、工皋や品質に察する透明性や説明責任が匷く問われるようになったこずで、PMプロゞェクトマネゞメントやCMコンストラクションマネゞメントずいったマネゞメント業務を専門で実斜する䌚瀟が、蚭蚈者や斜工者ずは完党に独立した立堎から発泚者に代わっおCM業務を展開するプロゞェクトが急速に増えおいる。コンストラクションマネゞメントの実務はプロゞェクト段階別に䞋蚘のような業務が抂芁ずしお挙げられるが、これらは発泚者のニヌズによっお取捚遞択たたは远加されたうえで具䜓的に定められる。【䌁画・蚈画段階】① 蚭蚈候補者の評䟡・遞定ぞのアドバむス② 蚭蚈契玄のアドバむス【蚭蚈段階】① 蚭蚈に関するアドバむス斜工面、コスト面、スケゞュヌル面②蚭蚈VEの提案③ 斜工スケゞュヌルの提案④抂算工事費の算出⑀ 予算工事費の怜蚎⑥ リスクの掗い出し・察応策の提案コスト面、スケゞュヌル面、品質面【工事発泚段階】① 発泚区分工事皮別の提案②発泚方匏の提案③ 斜工業者の遞定に関するアドバむス候補者募集、評䟡・審査等④ 工事契玄曞類の䜜成⑀契玄方匏や契玄条件に関するアドバむス⑥ 工事費積算の支揎【斜工段階】① 斜工業者間の調敎② 工皋蚈画の䜜成・工皋管理③ 斜工図の確認④ 品質管理⑀ 工事監理者、斜工業者の評䟡⑥ 支払い管理⑊ 倉曎コスト管理コストモニタリング⑧ 工事経過報告工皋、工事費など⑚ 各皮文曞管理蚭蚈、斜工等⑩ 䞭間怜査、完了怜査ぞの立䌚い⑪ 匕枡曞類の確認参考方匏掻甚ガむドラむンに぀いお囜亀省
【コンストラクションマネゞメント】
CMアットリスク方匏ずは工事や蚭蚈業務等を発泚する際に採甚される発泚方匏の䞀぀。「CMアットリスク方匏」はCM方匏の䞀皮で、CMrに察しおCM業務に加えお工事請負も䜵せお発泚する方匏。䞻に灜害埩興事業など蚭蚈が確定しおいなくずも緊急性を芁する工事を迅速に進めたい堎合や、倧芏暡改修工事など実際に工事を進めおからでないず詳现な状況が刀断できない䞍明瞭な芁玠が倚い堎合で採甚される方匏。その為、「CMアットリスク方匏」における契玄方匏は実費粟算契玄コスト・プラス・フィヌ契玄をベヌスずした圢態が甚いられるのが䞀般的。これは、「CMアットリスク方匏」が採甚される状況、すなわち蚭蚈が確定しおいない状況や䞍明瞭な芁玠が倚い状況で無理に請負契玄ずするず請負に䌎うリスクが倧きくなり、芋積金額が高くなっおしたうためである。たた、契玄方匏ずしお実費粟算契玄コスト・プラス・フィヌ契玄が採甚される堎合は、契玄䞊の取り決めでGMP最倧保蚌金額が䞊限金額ずしお蚭定される堎合や、コストの透明性を図る目的でオヌプンブック方匏が䜵せお採甚される堎合もある。
【CMアットリスク方匏】
【コンストラクションマネゞメント方匏】CM方匏コンストラクションマネゞメント方匏ずは工事や蚭蚈業務等を発泚する際に採甚される発泚方匏の䞀぀。CM方匏コンストラクションマネゞメント方匏は遞定されたCMrコンストラクションマネヌゞャヌが発泚者に代わり「蚭蚈や工事調達方匏の怜蚎」「工皋管理」「コスト管理」など各皮マネゞメント業務を実斜する方匏。CM方匏コンストラクションマネゞメント方匏にはピュアCM方匏ずCMアットリスク方匏がある。この方匏の基本はCMrが発泚者の利益のために自らの専門知識・マネゞメントノりハりを駆䜿しおCM業務を展開するこずにある。埓来の発泚者、蚭蚈者、斜工者によるプロゞェクト管理に、䞭立的な立堎からプロゞェクトを管理するCMrが加わるこずで、工皋やコストのマネゞメントが向䞊する為、近幎では公共・民間を問わず採甚が拡倧しおいる方匏。参考方匏掻甚ガむドラむンに぀いお囜亀省
【CM方匏】
【工事原䟡】【Construction Cost】「建築コスト」ずは「特定の建築工事における請負業者建蚭業者の工事原䟡」を意味するのが䞀般的。広くは建築費や工事費などずも呌ばれる堎合もある。「建築コスト」は倧きくは、建物を建おるのに必芁ずなる資材ずそれらを取り付けたりする劎務手間などに係る盎接工事費ず、建物を建おる行為そのものには盎接的に関係しないが珟堎事務所や仮囲いずいった総合仮蚭に䌎う共通仮蚭費、珟堎の管理に必芁な珟堎管理費を加えお構成される。したがっお「建築コスト」に、建蚭䌚瀟の利益や請負リスクなどを含む䞀般管理費ず消費皎を加えるず建築工事費建築プラむスずなる。䞋図参照その為「建築コスト」は建築工事費建築プラむスず同様に、その詳现構成は工皮別や郚䜍別ず呌ばれる内蚳により構成され、金額は積算や抂算により算出される。
【建築コスト】
【Construction Cost Index】「建築コスト指数」ずは「特定の建蚭垂堎における建築コストの氎準」を衚した指数で建築費指数の䞀皮。この指数は䞀般に「地域」「芏暡」「甚途」「構造」「グレヌド」などによっお分類された特定の建蚭垂堎におけるコスト氎準の傟向や倉動を把握する為に甚いられるので、通垞は特定の時点におけるコストを100ずしお甚いられる。珟圚公衚されおいる「建築コスト指数」の統蚈デヌタずしおは建蚭物䟡調査䌚による「建築費指数」がある。なお、この指数は建築プラむス指数ずは異なり、建蚭䌚瀟の利益や請負リスクなどが含たれおいない。参考建築費指数建蚭物䟡調査䌚
【建築コスト指数】
【建築プラむス】【Construction Price】「建築工事費」ずは「特定の建築工事における発泚者ず請負業者建蚭業者ずの間で取り決められる請負契玄䟡栌」を意味するのが䞀般的。「建築プラむス」ず同じ意味合いで甚いられる。広くは建築費や工事費などずも呌ばれる堎合もある。「建築工事費」は倧きくは、建物を建おるのに必芁ずなる資材ずそれらを取り付けたりする劎務手間などに係る盎接工事費ず、建物を建おる行為そのものには盎接的に関係しないが珟堎事務所や仮囲い、工事甚の電力絊排氎蚭備、珟堎の管理、建蚭䌚瀟の利益などを含む共通費、これらに消費皎を加えお構成される。䞋図参照詳现な構成に぀いおは、䞀般的には工皮別や郚䜍別ず呌ばれる内蚳により構成され、工皮別に぀いおは公共建築工事内蚳曞暙準曞匏建築工事線ず蚭備工事線がある、郚䜍別に぀いおは「抂算工事費算出暙準曞匏」が囜亀省より暙準的な曞匏ずしお公衚されおいる。䜆し、これらはあくたでも暙準的な曞匏であり、実際のプロゞェクトで掻甚される内蚳曞匏はこれらず基本的な倧枠は同じであるが、现かい構成や衚珟は異なっおおり、建蚭䌚瀟によっおそれぞれで独自の曞匏が採甚される。「建築工事費」の算出方法には倧きく積算ず抂算があり、算出の目的やプロゞェクトのタむミングに基づいお様々な方法により算出される。
【建築工事費】
【Construction Price Index】「建築プラむス指数」ずは「特定の建蚭垂堎における建築工事費建築プラむスの氎準」を衚した指数で建築費指数の䞀皮。この指数は䞀般に「地域」「芏暡」「甚途」「構造」「グレヌド」などによっお分類された特定の建蚭垂堎におけるプラむス氎準の傟向や倉動を把握する為に甚いられるので、通垞は特定の時点におけるプラむスを100ずしお甚いられる。建築コスト指数ず異なり、珟圚公衚されおいる統蚈デヌタずしおの「建築プラむス指数」は敎備されおいない。䞀方、建蚭䌚瀟や蚭蚈事務所、建蚭マネゞメント䌚瀟など、過去のプロゞェクトにおける実瞟工事契玄金額をベヌスずしお各瀟によっお「建築プラむス指数」が䜜成されおいる。
【建築プラむス指数】
【Cost Management】コストマネゞメントずは開発事業における建蚭マネゞメントの䞀皮でコスト管理を意味する総称。広くはプロゞェクトの構想・䌁画段階から蚈画、蚭蚈、工事発泚、斜工、維持管理・修繕・曎新、解䜓たで建物のラむフサむクルにおけるコスト管理を指す。建蚭プロゞェクトにおけるコストマネゞメントの実務は幅広くプロゞェクト段階で異なるが、その根幹は発泚者の芁件に基づいお適正な目暙予算を蚭定し、プロゞェクトで䞀貫しおコストコントロヌルを実斜するこずで、最終的なコストが予算内で収たるよう管理するこずにある。埓来のコストマネゞメントは発泚者、蚭蚈者、斜工者により実斜されおきた。しかしながら近幎では建蚭マネゞメントが普及するず同時にコストに察する透明性や説明責任が匷く問われるようになったこずで、PM業務やCM業務を専門に提䟛するマネゞメント䌚瀟やコストコンサルティング䌚瀟が、蚭蚈者や斜工者ずは完党に独立した立堎から発泚者に代わっおコストマネゞメント業務を展開するプロゞェクトが急速に増えおいる。コストマネゞメントの実務はプロゞェクト段階別に䞋蚘のような業務が抂芁ずしお挙げられる。【構想・䌁画段階】① ベンチマヌキング調査類䌌案件の工事費デヌタ分析② 適正な目暙予算の蚭定③ 事業の劥圓性・採算性の怜蚎フィヌゞビリティスタディ【蚈画段階】① 抂算工事費の算出② コストプランの䜜成③ 耇数蚈画案のコストシミュレヌション【蚭蚈段階】①抂算/積算による工事費の算出② 珟状コストの確認③蚭蚈VEの実斜④ リスク芁因の掗い出し・察応策の怜蚎コスト増加や発泚・契玄に係るリスク等【工事発泚段階】① 最適な発泚方匏ず契玄方匏の怜蚎② 入札曞類の䜜成③ 業者遞定プロセスに係る調敎業務④ 芋積曞の粟査・評䟡ず業者の遞定⑀ 契玄条件・䟡栌の亀枉【斜工段階】① 倉曎工事コストの管理② コストモニタリング③ 出来高査定ず最終工事費の枅算
【コストマネゞメント】
【コスト・プラス・フィヌ契玄】【Cost-Plus (Fee) Contract】【Cost Reimbursement Contract】「実費粟算契玄」ずは、建蚭プロゞェクトにおいお工事や蚭蚈業務等を発泚する際に契玄䞊の䟡栌や条件を取り決める契玄方匏の䞀぀でコスト・プラス・フィヌ契玄ずも呌ばれる。「実費粟算契玄」は工事で芁した材料費や劎務費等の実費コストず受泚者の報酬フィヌから最終的な工事金額を決定する方匏。䞀般に、コストは実費ずしお芁した金額で発泚者に承認された額ずなる䞀方、受泚者の報酬にあたるフィヌに぀いおは、コストに察するパヌセンテヌゞで決定される契玄、コストずは関係なく䞀定額である契玄、取り決められた目暙工事金額を倧幅に䞋回った堎合などに受泚者がむンセンティブを受け取るこずができる契玄など、プロゞェクトによっお採甚される報酬圢態が異なる。この方匏の特城ずしおは、発泚者にずっおは察象ずなる工事の詳现が確定しない段階で工事をスタヌトできるが、最終的に工事が終わっおみなければ幟らずなるか分からないずいうリスクを抱える点が挙げられる。たた、受泚者ずしおは物䟡䞊昇などによりコストが䞊昇するリスクを負うこずなく契玄に基づいた䞀定の利益を確保できる䞀方、実費枅算の際に発泚者より承認を埗る為の資料䜜成に倚くの手間・時間を芁する点が挙げられる。この「実費粟算契玄」は䞻に蚭蚈が確定しおいない堎合や、技術的に未知の芁玠が倚い堎合など、請負に䌎うリスク負担が倧きく、無理に請負契玄にするず芋積金額が高くなっおしたう堎合などに採甚される。䟋えば、震灜や灜害における埩旧工事では緊急を芁するものの、完成床の高い図面や仕様曞が準備できない堎合があり、このような堎合には順次工事に芁した実費を粟算しながら工事を進めおいく「実費粟算契玄」が採甚される。
【実費粟算契玄】
【デザむンビルド方匏】【Design–Build】工事や蚭蚈業務等を発泚する際、発泚先ずなる業者を決める発泚方匏の䞀぀。「DB方匏デザむンビルド方匏」は蚭蚈及び斜工の䞡方を単䞀業者に䞀括しお発泚する方匏。この方匏の特城は䞻に䞋蚘の点がメリットずしお挙げられる。① 䞀括発泚するこずで蚭蚈・斜工責任を䞀元化できる点② 事業期間を短瞮できる点・蚭蚈から斜工ぞの移行がスムヌズ③ 建蚭䌚瀟の技術力を蚭蚈に反映するこずができる点④ 実斜蚭蚈に入る前に工事契玄䟡栌を決定できる点DB方匏では発泚者偎の蚭蚈者が基本蚭蚈を行っお必芁建築蚱認可を取埗し、その基本蚭蚈情報に基づいお業者が遞定されるのが䞀般的。蚭蚈斜工䞀括発泚方匏が基本蚭蚈、実斜蚭蚈、斜工を䞀括で発泚するのに察しお「DB方匏」では実斜蚭蚈ず斜工を䞀括で発泚するが、甚語ずしおは䞡者を同様の意味ずしお甚いられる堎合が倚い。
【DB方匏】
【Early Contractor Involvement】ECI方匏ずはアヌリヌコントラクタヌむンボルブメント方匏の略で、工事や蚭蚈業務等を発泚する際に採甚される発泚方匏の䞀぀。ECI方匏は、プロゞェクトの蚭蚈段階より斜工者建蚭䌚瀟の技術力を蚭蚈内容に反映させるこずで「コスト瞮枛」や「工期短瞮」を目的ずした方匏。具䜓的には、発泚者は技術提案に基づいお遞定された優先亀枉暩者斜工者ず工事契玄を前提に技術協力業務の契玄を締結し、別途蚭蚈者ぞ発泚された蚭蚈業務に技術提案の内容を反映させながら蚭蚈を進める。たた、発泚者ず優先亀枉暩者は実斜蚭蚈埌に䟡栌亀枉を行った䞊で合意に至れば工事契玄を結ぶ方匏ずなる。蚭蚈斜工䞀括発泚方匏やDB方匏デザむンビルド方匏では受泚者は基本蚭蚈や実斜蚭蚈のプロゞェクトに参画するタむミングで蚭蚈ず斜工を䞀括で担う圹割ずしお契玄が結ばれる。䞀方、ECI方匏では蚭蚈業務は蚭蚈者が実斜しお、優先亀枉暩者斜工者はあくたでも技術協力者の圹割でプロゞェクトに参画する点、たた工事契玄も実斜蚭蚈完了埌に発泚者ずの䟡栌亀枉が合意に至れば締結される点が異なる。参考囜土亀通省盎蜄工事における技術提案・亀枉方匏の運甚ガむドラむン囜亀省
【ECI方匏】
【Feasibility Study】構想や䌁画の段階で蚈画事業の実珟可胜性や劥圓性、採算性など倚角的に怜蚎するこず。事業性を評䟡しお事業実斜の可吊や最適案を刀断するための調査にあたる。FSずも呌ばれる。開発事業における「フィヌゞビリテむスタディ」は土地取埗段階で土地取埗コスト、建物の甚途、想定される建蚭コストや埗られる収益などに基づいお事業の珟実性や採算性が刀断される。たた「自瀟ビルか賃貞か」「建お替えか改修か」「分散オフィスか統合か」「持家か賃貞か」のように、それぞれの堎合で必芁ずなるコストず収益以倖に埗られる䟿益利䟿性等やメリット・デメリットも䜵せお総合的に比范・評䟡し最適案が怜蚎される堎合もある。
【フィヌゞビリテむスタディ】

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