【84V10】高等学校学習指導要領(平成30年告示及び一部改正)コード表 Ver 1.0
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国語
500
ア 文章の種類を踏まえて,構成や展開などを的確に捉えること。
8416503211100000
国語
501
イ 文章の種類を踏まえて,古典特有の表現に注意して内容を的確に捉えること。
8416503211200000
国語
502
ウ 必要に応じて書き手の考えや目的,意図を捉えて内容を解釈するとともに,文章の構成や展開,表現の特色について評価すること。
8416503211300000
国語
503
エ 作品の成立した背景や他の作品などとの関係を踏まえながら古典などを読み,その内容の解釈を深め,作品の価値について考察すること。
8416503211400000
国語
504
オ 古典の作品や文章について,内容や解釈を自分の知見と結び付け,考えを広げたり深めたりすること。
8416503211500000
国語
505
カ 古典の作品や文章などに表れているものの見方,感じ方,考え方を踏まえ,人間,社会,自然などに対する自分の考えを広げたり深めたりすること。
8416503211600000
国語
506
キ 関心をもった事柄に関連する様々な古典の作品や文章などを基に,自分のものの見方,感じ方,考え方を深めること。
8416503211700000
国語
507
ク 古典の作品や文章を多面的・多角的な視点から評価することを通して,我が国の言語文化について自分の考えを広げたり深めたりすること。
8416503211800000
国語
508
(2) (1)に示す事項については,例えば,次のような言語活動を通して指導するものとする。
8416503212000000
国語
509
ア 古典の作品や文章を読み,その内容や形式などに関して興味をもったことや疑問に感じたことについて,調べて発表したり議論したりする活動。
8416503212100000
国語
510
イ 同じ題材を取り上げた複数の古典の作品や文章を読み比べ,思想や感情などの共通点や相違点について論述したり発表したりする活動。
8416503212200000
国語
511
ウ 古典を読み,その語彙や表現の技法などを参考にして,和歌や俳諧,漢詩を創作したり,体験したことや感じたことを文語で書いたりする活動。
8416503212300000
国語
512
エ 古典の作品について,その内容の解釈を踏まえて朗読する活動。
8416503212400000
国語
513
オ 古典の作品に関連のある事柄について様々な資料を調べ,その成果を発表したり報告書などにまとめたりする活動。
8416503212500000
国語
514
カ 古典の言葉を現代の言葉と比較し,その変遷について社会的背景と関連付けながら古典などを読み,分かったことや考えたことを短い論文などにまとめる活動。
8416503212600000
国語
515
キ 往来物や漢文の名句・名言などを読み,社会生活に役立つ知識の文例を集め,それらの現代における意義や価値などについて随筆などにまとめる活動。
8416503212700000
国語
516
3 内容の取扱い
8416505000000000
国語
517
(1) 内容の〔知識及び技能〕に関する指導については,次の事項に配慮するものとする。
8416505100000000
国語
518
ア (2)のイの指導については,〔思考力,判断力,表現力等〕の「A読むこと」の指導に即して行い,必要に応じてある程度まとまった学習もできるようにすること。
8416505110000000
国語
519
(2) 内容の〔思考力,判断力,表現力等〕の「A読むこと」に関する指導については,次の事項に配慮するものとする。
8416505200000000
国語
520
ア 古文及び漢文の両方を取り上げるものとし,一方に偏らないようにすること。
8416505210000000
国語
521
イ 古典を読み深めるため,音読,朗読,暗唱などを取り入れること。
8416505220000000
国語
522
ウ 必要に応じて,古典の変遷を扱うこと。
8416505230000000
国語
523
(3) 教材については,次の事項に留意するものとする。
8416505300000000
国語
524
ア 内容の〔思考力,判断力,表現力等〕の「A読むこと」の教材は,古典としての古文及び漢文とし,日本漢文を含めるとともに,論理的に考える力を伸ばすよう,古典における論理的な文章を取り上げること。また,必要に応じて,近代以降の文語文や漢詩文,古典についての評論文などを用いることができること。
8416505310000000
国語
525
イ 内容の〔思考力,判断力,表現力等〕の「A読むこと」の(2)に掲げる言語活動が十分行われるよう教材を選定すること。
8416505320000000
国語
526
ウ 教材は,言語文化の変遷について理解を深める学習に資するよう,文章の種類,長短や難易などに配慮して適当な部分を取り上げること。
8416505330000000
国語
527
第3款 各科目にわたる指導計画の作成と内容の取扱い
8410300000000000
国語
528
1 指導計画の作成に当たっては,次の事項に配慮するものとする。
8410300100000000
国語
529
(1) 単元など内容や時間のまとまりを見通して,その中で育む資質・能力の育成に向けて,生徒の主体的・対話的で深い学びの実現を図るようにすること。その際,言葉による見方・考え方を働かせ,言語活動を通して,言葉の特徴や使い方などを理解し自分の思いや考えを深める学習の充実を図ること。
8410300110000000
国語
530
(2) 「論理国語」,「文学国語」,「国語表現」及び「古典探究」の各科目については,原則として,「現代の国語」及び「言語文化」を履修した後に履修させること。
8410300120000000
国語
531
(3) 各科目の内容の〔知識及び技能〕に示す事項については,〔思考力,判断力,表現力等〕に示す事項の指導を通して指導することを基本とすること。
8410300130000000
国語
532
(4) 「現代の国語」及び「言語文化」の指導については,中学校国語科との関連を十分に考慮すること。
8410300140000000
国語
533
(5) 言語能力の向上を図る観点から,外国語科など他教科等との関連を積極的に図り,指導の効果を高めるようにすること。
8410300150000000
国語
534
(6) 障害のある生徒などについては,学習活動を行う場合に生じる困難さに応じた指導内容や指導方法の工夫を計画的,組織的に行うこと。
8410300160000000
国語
535
2 内容の取扱いに当たっては,次の事項に配慮するものとする。
8410300200000000
国語
536
(1) 各科目の内容の〔知識及び技能〕に示す事項については,日常の言語活動を振り返ることなどを通して,生徒が,実際に話したり聞いたり書いたり読んだりする場面を意識できるよう指導を工夫すること。
8410300210000000
国語
537
(2) 生徒の読書意欲を喚起し,読書の幅を一層広げ,読書の習慣を養うとともに,文字・活字文化に対する理解が深まるようにすること。
8410300220000000
国語
538
(3) 生徒がコンピュータや情報通信ネットワークを積極的に活用する機会を設けるなどして,指導の効果を高めるよう工夫すること。
8410300230000000
国語
539
(4) 学校図書館などを目的をもって計画的に利用しその機能の活用を図るようにすること。
8410300240000000
国語
540
3 教材については,各科目の3に示す事項のほか,次の事項に留意するものとする。
8410300300000000
国語
541
(1) 教材は,各科目の内容の〔知識及び技能〕及び〔思考力,判断力,表現力等〕に示す資質・能力を偏りなく養うことや読書に親しむ態度を育成することをねらいとし,生徒の発達の段階に即して適切な話題や題材を精選して調和的に取り上げること。また,必要に応じて音声言語や画像による教材を用い,学習の効果を高めるようにすること。
8410300310000000
国語
542
(2) 「論理国語」及び「国語表現」は,「現代の国語」の3の(4)のウに示す事項について,「文学国語」は「言語文化」の3の(4)のエに示す事項について,「古典探究」は「言語文化」の3の(4)のイ及びオに示す事項について留意すること。
8410300320000000
地理歴史
543
第2節 地 理 歴 史
8430000000000000
地理歴史
544
第1款 目 標 社会的な見方・考え方を働かせ,課題を追究したり解決したりする活動を通して,広い視野に立ち,グローバル化する国際社会に主体的に生きる平和で民主的な国家及び社会の有為な形成者に必要な公民としての資質・能力を次のとおり育成することを目指す。
8430100000000000
地理歴史
545
(1) 現代世界の地域的特色と日本及び世界の歴史の展開に関して理解するとともに,調査や諸資料から様々な情報を適切かつ効果的に調べまとめる技能を身に付けるようにする。
8430100100000000
地理歴史
546
(2) 地理や歴史に関わる事象の意味や意義,特色や相互の関連を,概念などを活用して多面的・多角的に考察したり,社会に見られる課題の解決に向けて構想したりする力や,考察,構想したことを効果的に説明したり,それらを基に議論したりする力を養う。
8430100200000000
地理歴史
547
(3) 地理や歴史に関わる諸事象について,よりよい社会の実現を視野に課題を主体的に解決しようとする態度を養うとともに,多面的・多角的な考察や深い理解を通して涵(かん)養される日本国民としての自覚,我が国の国土や歴史に対する愛情,他国や他国の文化を尊重することの大切さについての自覚などを深める。
8430100300000000
地理歴史
548
第2款 各 科 目
8430500000000000
地理歴史
549
第1 地理総合
8431500000000000
地理歴史
550
1 目 標 社会的事象の地理的な見方・考え方を働かせ,課題を追究したり解決したりする活動を通して,広い視野に立ち,グローバル化する国際社会に主体的に生きる平和で民主的な国家及び社会の有為な形成者に必要な公民としての資質・能力を次のとおり育成することを目指す。
8431502000000000
地理歴史
551
(1) 地理に関わる諸事象に関して,世界の生活文化の多様性や,防災,地域や地球的課題への取組などを理解するとともに,地図や地理情報システムなどを用いて,調査や諸資料から地理に関する様々な情報を適切かつ効果的に調べまとめる技能を身に付けるようにする。
8431502100000000
地理歴史
552
(2) 地理に関わる事象の意味や意義,特色や相互の関連を,位置や分布,場所,人間と自然環境との相互依存関係,空間的相互依存作用,地域などに着目して,概念などを活用して多面的・多角的に考察したり,地理的な課題の解決に向けて構想したりする力や,考察,構想したことを効果的に説明したり,それらを基に議論したりする力を養う。
8431502200000000
地理歴史
553
(3) 地理に関わる諸事象について,よりよい社会の実現を視野にそこで見られる課題を主体的に追究,解決しようとする態度を養うとともに,多面的・多角的な考察や深い理解を通して涵(かん)養される日本国民としての自覚,我が国の国土に対する愛情,世界の諸地域の多様な生活文化を尊重しようとすることの大切さについての自覚などを深める。
8431502300000000
地理歴史
554
2 内 容
8431503000000000
地理歴史
555
A 地図や地理情報システムで捉える現代世界
8431503100000000
地理歴史
556
(1) 地図や地理情報システムと現代世界 位置や分布などに着目して,課題を追究したり解決したりする活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
8431503110000000
地理歴史
557
ア 次のような知識及び技能を身に付けること。
8431503111000000
地理歴史
558
(ア) 現代世界の地域構成を示した様々な地図の読図などを基に,方位や時差,日本の位置と領域,国内や国家間の結び付きなどについて理解すること。
8431503111100000
地理歴史
559
(イ) 日常生活の中で見られる様々な地図の読図などを基に,地図や地理情報システムの役割や有用性などについて理解すること。
8431503111200000
地理歴史
560
(ウ) 現代世界の様々な地理情報について,地図や地理情報システムなどを用いて,その情報を収集し,読み取り,まとめる基礎的・基本的な技能を身に付けること。
8431503111300000
地理歴史
561
イ 次のような思考力,判断力,表現力等を身に付けること。
8431503112000000
地理歴史
562
(ア) 現代世界の地域構成について,位置や範囲などに着目して,主題を設定し,世界的視野から見た日本の位置,国内や国家間の結び付きなどを多面的・多角的に考察し,表現すること。
8431503112100000
地理歴史
563
(イ) 地図や地理情報システムについて,位置や範囲,縮尺などに着目して,目的や用途,内容,適切な活用の仕方などを多面的・多角的に考察し,表現すること。
8431503112200000
地理歴史
564
B 国際理解と国際協力
8431503200000000
地理歴史
565
(1) 生活文化の多様性と国際理解 場所や人間と自然環境との相互依存関係などに着目して,課題を追究したり解決したりする活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
8431503210000000
地理歴史
566
ア 次のような知識を身に付けること。
8431503211000000
地理歴史
567
(ア) 世界の人々の特色ある生活文化を基に,人々の生活文化が地理的環境から影響を受けたり,影響を与えたりして多様性をもつことや,地理的環境の変化によって変容することなどについて理解すること。
8431503211100000
地理歴史
568
(イ) 世界の人々の特色ある生活文化を基に,自他の文化を尊重し国際理解を図ることの重要性などについて理解すること。
8431503211200000
地理歴史
569
イ 次のような思考力,判断力,表現力等を身に付けること。
8431503212000000
地理歴史
570
(ア) 世界の人々の生活文化について,その生活文化が見られる場所の特徴や自然及び社会的条件との関わりなどに着目して,主題を設定し,多様性や変容の要因などを多面的・多角的に考察し,表現すること。
8431503212100000
地理歴史
571
(2) 地球的課題と国際協力 空間的相互依存作用や地域などに着目して,課題を追究したり解決したりする活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
8431503220000000
地理歴史
572
ア 次のような知識を身に付けること。
8431503221000000
地理歴史
573
(ア) 世界各地で見られる地球環境問題,資源・エネルギー問題,人口・食料問題及び居住・都市問題などを基に,地球的課題の各地で共通する傾向性や課題相互の関連性などについて大観し理解すること。
8431503221100000
地理歴史
574
(イ) 世界各地で見られる地球環境問題,資源・エネルギー問題,人口・食料問題及び居住・都市問題などを基に,地球的課題の解決には持続可能な社会の実現を目指した各国の取組や国際協力が必要であることなどについて理解すること。
8431503221200000
地理歴史
575
イ 次のような思考力,判断力,表現力等を身に付けること。
8431503222000000
地理歴史
576
(ア) 世界各地で見られる地球環境問題,資源・エネルギー問題,人口・食料問題及び居住・都市問題などの地球的課題について,地域の結び付きや持続可能な社会づくりなどに着目して,主題を設定し,現状や要因,解決の方向性などを多面的・多角的に考察し,表現すること。
8431503222100000
地理歴史
577
C 持続可能な地域づくりと私たち
8431503300000000
地理歴史
578
(1) 自然環境と防災 人間と自然環境との相互依存関係や地域などに着目して,課題を追究したり解決したりする活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
8431503310000000
地理歴史
579
ア 次のような知識及び技能を身に付けること。
8431503311000000
地理歴史
580
(ア) 我が国をはじめ世界で見られる自然災害や生徒の生活圏で見られる自然災害を基に,地域の自然環境の特色と自然災害への備えや対応との関わりとともに,自然災害の規模や頻度,地域性を踏まえた備えや対応の重要性などについて理解すること。
8431503311100000
地理歴史
581
(イ) 様々な自然災害に対応したハザードマップや新旧地形図をはじめとする各種の地理情報について,その情報を収集し,読み取り,まとめる地理的技能を身に付けること。
8431503311200000
地理歴史
582
イ 次のような思考力,判断力,表現力等を身に付けること。
8431503312000000
地理歴史
583
(ア) 地域性を踏まえた防災について,自然及び社会的条件との関わり,地域の共通点や差異,持続可能な地域づくりなどに着目して,主題を設定し,自然災害への備えや対応などを多面的・多角的に考察し,表現すること。
8431503312100000
地理歴史
584
(2) 生活圏の調査と地域の展望 空間的相互依存作用や地域などに着目して,課題を探究する活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
8431503320000000
地理歴史
585
ア 次のような知識を身に付けること。
8431503321000000
地理歴史
586
(ア) 生活圏の調査を基に,地理的な課題の解決に向けた取組や探究する手法などについて理解すること。
8431503321100000
地理歴史
587
イ 次のような思考力,判断力,表現力等を身に付けること。
8431503322000000
地理歴史
588
(ア) 生活圏の地理的な課題について,生活圏内や生活圏外との結び付き,地域の成り立ちや変容,持続可能な地域づくりなどに着目して,主題を設定し,課題解決に求められる取組などを多面的・多角的に考察,構想し,表現すること。
8431503322100000
地理歴史
589
3 内容の取扱い
8431505000000000
地理歴史
590
(1) 内容の全体にわたって,次の事項に配慮するものとする。
8431505100000000
地理歴史
591
ア 中学校社会科との関連を図るとともに,1の目標に即して基本的な事柄を基に指導内容を構成すること。
8431505110000000
地理歴史
592
イ 地図の読図や作図,衛星画像や空中写真,景観写真の読み取りなど地理的技能を身に付けることができるよう系統性に留意して計画的に指導すること。その際,教科用図書「地図」を十分に活用するとともに,地図や統計などの地理情報の収集・分析には,地理情報システムや情報通信ネットワークなどの活用を工夫すること。
8431505120000000
地理歴史
593
ウ 地図の読図や作図などを主とした作業的で具体的な体験を伴う学習を取り入れるとともに,各項目を関連付けて地理的技能が身に付くよう工夫すること。また,地図を有効に活用して事象を説明したり,自分の解釈を加えて論述したり,討論したりするなどの活動を充実させること。
8431505130000000
地理歴史
594
エ 学習過程では取り扱う内容の歴史的背景を踏まえることとし,政治的,経済的,生物的,地学的な事象なども必要に応じて扱うことができるが,それらは空間的な傾向性や諸地域の特色を理解するのに必要な程度とすること。
8431505140000000
地理歴史
595
オ 調査の実施や諸資料の収集に当たっては,専門家や関係諸機関などと円滑に連携・協働するなどして,社会との関わりを意識した活動を重視すること。
8431505150000000
地理歴史
596
カ 各項目の内容に応じて日本を含めて扱うとともに,日本と比較し関連付けて考察するようにすること。
8431505160000000
地理歴史
597
(2) 内容の取扱いに当たっては,次の事項に配慮するものとする。
8431505200000000
地理歴史
598
ア 内容のAについては,次のとおり取り扱うものとすること。
8431505210000000
地理歴史
599
(ア) (1)については,次のとおり取り扱うこと。 「現代世界の地域構成を示した様々な地図の読図」については,様々な地図の読図によって現代世界を地理的な視点から概観するとともに,球面上の世界の捉え方にも習熟するよう工夫すること。「日本の位置と領域」については,世界的視野から日本の位置を捉えるとともに,日本の領域をめぐる問題にも触れること。また,我が国の海洋国家としての特色と海洋の果たす役割を取り上げるとともに,竹島や北方領土が我が国の固有の領土であることなど,我が国の領域をめぐる問題も取り上げるようにすること。その際,尖閣諸島については我が国の固有の領土であり,領土問題は存在しないことも扱うこと。また,「国内や国家間の結び付き」については,国内の物流や人の往来,それを支える陸運や海運などの現状や動向,世界の国家群,貿易,交通・通信,観光の現状や動向に関する諸事象を,様々な主題図などを基に取り上げ,地図や地理情報システムの適切な活用の仕方が身に付くよう工夫すること。 「日常生活の中で見られる様々な地図」については,観察や調査,統計,画像,文献などの地理情報の収集,選択,処理,諸資料の地理情報化や地図化などの作業的で具体的な体験を伴う学習を取り入れるよう工夫すること。また,今後の学習全体を通じて地理的技能を活用する端緒となるよう,地図や地理情報システムに関する基礎的・基本的な知識や技能を習得するとともに,地図や地理情報システムが日常生活の様々な場面で持続可能な社会づくりのために果たしている役割やその有用性に気付くことができるよう工夫すること。
8431505211000000